門田守人日本医学会長が9月7日、逝去した。
門田会長は昭和20年生まれの78歳。昭和45年大阪大学医学部を卒業後、阪大医学部外科教授、同附属病院副病院長、阪大理事・副学長、がん研究会有明病院長、国立がん研究センター理事等の要職を歴任、臓器移植医療の普及やがん対策の推進などに取り組んだ。
平成29年に日本医学会長に就任した後は、令和4年に日本医師会と共に、「遺伝情報・ゲノム情報による不当な差別や社会的不利益の防止」についての共同声明を公表した他、同年に日本医学会が設立120周年を迎えたことを踏まえ、その記念事業として「未来への提言」などを取りまとめるなど、積極的に活動を展開。6月の臨時評議員会で再選を果たし、4期目を迎えたばかりだった。
なお、葬儀は家族葬で行われ、後日お別れの会が開かれる予定となっている。