国が実施しているHPVワクチンのキャッチアップ接種につきましては、その期間が今年度末までとされていたことから、今夏以降、対象者の多くがワクチンを接種しました。そのため、ワクチン需要が大幅に増加し、一部地域でワクチンが入手しにくい状態が見受けられました。
この状況を踏まえ、国では期間中に接種を希望される方が接種機会を逃さないよう、キャッチアップ接種期間終了後の取り扱いについて、11月27日に厚生労働省で開催した「第64回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会」で議論を行い、令和7年3月まで(期間中)に1回以上接種した方については、期間終了後も公費で3回の接種を完了できるよう、経過措置を設ける方針が決定されました。
今後のスケジュール等については、厚労省において決定次第、通知等で示される予定ですが、会員の先生方におかれましては、引き続き、接種を希望される方への接種が円滑に進みますよう、ご協力をお願いいたします。