閉じる

令和7年(2025年)1月27日(月) / 「日医君」だより

第2回医師会共同利用施設検討委員会

 令和6年度第2回医師会共同利用施設検討委員会が1月24日に開催され、(1)第31回全国医師会共同利用施設総会について、(2)会長諮問「地域に根ざした医師会共同利用施設のあり方~2040年問題が及ぼす影響と対策」について議論が行われた。

 第31回全国医師会共同利用施設総会については、あらかじめ委員より提出された分科会報告施設案に基づいて、それぞれ推薦理由等の説明がなされた後、検討が行われた。審議の結果、各委員推薦の施設(医師会)は優先的に選び、残りについては活動内容やブロック間のバランスを鑑み、各ブロック4施設、合計12施設(医師会)が候補として選出された。開催要領及びプログラム案については、4月の本会役員会で協議の上決定される。

 次に、会長諮問に関する議論では、今回は医師会病院関係を中心に各委員から提出されたレポートや資料に基づいて説明が行われた後、委員間で議論が行われた。医師会病院を取り巻く現状として、少子化による医師・看護師不足や会員の高齢化による後継者問題、施設・設備の老朽化による建て替えや更新、コロナ後の減収による経営悪化など多くの課題が挙げられ、医療DXの活用をはじめ、へき地における遠隔診療やオンライン診療、コメディカル確保策としての外国人の登用、クラウドファンディングの活用や積極的な地域医療連携推進法人への取り組みなど、活発な意見交換が行われた。

 なお、次回は3月7日に開催し、検査・健診センター関係を中心に議論を行う予定である。

戻る

シェア

ページトップへ

閉じる