ムッカマラ新会長(右から2人目)、スコット前会長(右)と
ムッカマラ新会長(右から2人目)、スコット前会長(右)と
角田徹副会長、濱口欣也常任理事は6月9、10の両日、シカゴで開催されたアメリカ医師会(AMA)年次総会に出席した。
9日は海外賓客夕食会が行われ、AMAからジェームズ・マダラCEOと歴代会長、世界医師会(WMA)からアショック・フィリップ会長(マレーシア)、オトマー・クロイバー事務総長(ドイツ)及びドイツ、イスラエル、フランス、韓国、タイ、スウェーデン、カナダ、マレーシア各医師会からそれぞれの代表が参加した。
10日には、ボビー・ムッカマラ第180代会長(2025―2026年)の就任式が行われた。ムッカマラ会長はミシガン州の耳鼻咽喉科医で、インド系医師として初めてAMAを率いることになった。
就任演説ではインドからの移民の両親を持つ開業医として、また昨年脳腫瘍が見つかり手術を受けた患者として、医療における自身の個人的な道のりと専門職としての経験を振り返り、医療制度の抜本的な改革の必要性を訴えるとともに、より公平で思いやりがあり、持続可能な医療制度の実現に向けて、医師達が団結するよう呼び掛けた。
また、次期会長には、ニューヨーク州バッファロー出身の泌尿器外科医、ウィリー・アンダーウッド3世氏が選出された。
今回のアメリカ出張に合わせて、角田副会長、濱口常任理事は11日、日本貿易振興機構(JETRO)ニューヨーク事務所を訪問し、三浦聡所長並びに厚生行政関連の情報収集を目的として同事務所内に設置されている厚生関係共同事務所に派遣されている谷俊輔氏とJETROの活動や日米の関係等に関する最新の動向について面談を行った。
更に、同日には米国日本人医師会の加納麻紀会長、本間俊一元会長、加納良雄事務局長とも面会し、両国の状況について意見交換を行った。