令和8年(2026年)7月20日(月) / 日医ニュース
松本会長が無投票で三選を果たす―全役職の無投票での選任・選定は26年ぶり―
第162回日本医師会定例代議員会・第163回日本医師会臨時代議員会
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| 第162回日本医師会定例代議員会が6月27日、第163回日本医師会臨時代議員会が翌28日に、日本医師会館大講堂でそれぞれ開催された。 27日には松本吉郎氏を会長に選任・選定することが決議され、松本会長が無投票で三選を果たした。 |
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松本会長は昭和29年8月1日生まれ、山口県出身。浜松医大を卒業後、昭和63年に大宮市内(当時)に松本皮膚科形成外科医院を開設。現在は同医院の理事長兼院長を務めている。
平成8年に大宮医師会理事に就任後、埼玉県医師会理事・常任理事、大宮医師会長などを務めた。日本医師会へは平成28年に執行部入りを果たし、3期にわたって常任理事を務めた後、令和4年に日本医師会長に就任。この間、中央社会保険医療協議会(中医協)委員などの要職を歴任している。
27日の定例代議員会では松本会長のあいさつに続いて、日本医師会代議員会議長及び副議長の選定が行われ、定数どおりの立候補であったため、賛成多数で議長に久米川啓氏(香川県)、副議長に佐藤和宏氏(宮城県)がそれぞれ選定された。
引き続き、昨年度中に逝去された会員の御霊(みたま)に黙禱(もくとう)を捧げた後、「令和7年度日本医師会事業報告の件」について茂松茂人副会長が報告を行い、組織強化に向けて引き続きの協力を求めた。
その後は議事に移り、第1号議案「令和7年度日本医師会決算の件」については、田徹副会長(当時)の提案理由の説明の後、当日設置された財務委員会で選任された平川博之委員長(東京都)から5月8日に開催された財務委員会の審議内容が報告され、賛成多数で可決された。
続いて、第2号議案「日本医師会役員(会長、副会長、常任理事、理事、外部理事、監事、外部監事)及び裁定委員選任の件」、第3号議案「日本医師会役員(会長、副会長、常任理事)選定の件」については一括上程され、松本会長が提案理由を説明。挙手による決議が行われ、候補者全員が無投票で選任・選定された。全役職が無投票で選任・選定されるのは26年ぶりとなる。
その後には、選任・選定された役員全員が登壇。松本会長が代表してあいさつし、会長に選任・選定されたことに感謝の意を示すとともに、「引き続き、代議員の先生方、関係団体等の協力の下、執行部一丸となって、国民のため、地域医療の推進に邁進(まいしん)していきたい」と述べ、定例代議員会は終了となった。
大学協会からの推薦により2名が新たに参与に就任
引き続き、第3次松本執行部となって初の理事会が開催され、「役員順位の件」「日本医師会参与委嘱の件」などが提案どおり決定された。
参与については、今期から、国立大学協会より推薦を受けた松山幸弘十全記念病院長、日本私立医科大学協会より推薦を受けた新井一順天堂大学理事長補佐の2名が新たに就任することを決定。両参与は今後、大学との連携、勤務医に関する課題解決、組織強化に携わることになった。
翌28日には第163回日本医師会臨時代議員会が開催された。第1号議案「令和9年度日本医師会会費賦課徴収の件」は城守国斗副会長による提案理由の説明の後、賛成多数で可決された。
その後は、医療に係る消費税問題等に関する質問など、代議員から寄せられた18の代表質問に対して、執行部から回答を行った(回答要旨は別記事参照)。
新執行部の職務分担を公表
7月1日の定例記者会見では、松本会長が、6月30日開催の第9回常任理事会で了承された日本医師会執行部の職務分担について公表した(下掲)。
前期からの主な変更点としては、新たに「組織強化」を担当業務に加えた他、日本医学会との更なる連携強化を図るため、「医学会」に関する業務を独立させたことを説明した。
また、診療報酬・介護報酬改定、地域医療構想、医師の働き方改革、医療DXなどの重要課題については、執行部が一丸となって取り組んでいく考えを示した。
さらに、日本医師会館の維持・運営、医政活動、組織強化、未来医師会ビジョン、医療政策・日医総研、かかりつけ医機能の6事項についても、それぞれ担当副会長・常任理事を配置し、役員相互の横断的な連携を強化しながら、着実に取り組みを進めていくと説明した。
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日本医師会執行部職務分担表【役員別】
令和8年6月30日
会長松本 吉郎 総括 副会長 茂松 茂人 医療保険、地域医療、労災・自賠責、介護保険・福祉(認知症を含む)、救急災害医療、薬事・医療機器、学校保健、産業保健、健康スポーツ、公衆衛生、禁煙対策・がん対策、健・検診、有床診療所、医学会、医療廃棄物、医事法制、死因究明、医賠責、年金、医療安全、治験 池端 幸彦 医療保険、地域医療、組織強化、医療機関経営、勤務医、男女共同参画、病院、会員福祉、在宅医療、学術・生涯教育、図書館、医療関係職種、小児在宅ケア、生命倫理、精度管理、感染症危機管理対策・予防接種、周産期、乳幼児保健、国際、ドクターサポートセンター 城守 国斗 医療保険、地域医療、総務、財務、医療政策、広報、情報、会員情報、電子認証センター、国民生活安全対策、共同利用施設、外国人医療、先端医療、環境保健、精神保健(障害を含む)、税制、医師国保、医師の働き方、医療機関勤務環境評価センター、日医総研 常任理事 長島 公之 情報、会員情報、薬事・医療機器、医療廃棄物 江澤 和彦 医療保険、精神保健(障害を含む)、医療関係職種、治験 渡辺 弘司 総務、医事法制、学校保健、乳幼児保健 今村 英仁 税制、病院、日医総研、医学会、精度管理 黒瀬 巌 医療政策、広報、禁煙対策・がん対策、健・検診 坂本 泰三 地域医療、外国人医療、小児在宅ケア、会員福祉 濱口 欣也 医師の働き方、医療機関勤務環境評価センター、国際、医賠責、周産期 笹本 洋一 学術・生涯教育、感染症危機管理対策・予防接種、図書館 佐原 博之 介護保険・福祉(認知症を含む)、医師国保、電子認証センター、生命倫理 松岡かおり 産業保健、男女共同参画、ドクターサポートセンター、環境保健 藤原 慶正 財務、医療安全、救急災害医療、国民生活安全対策 加藤 豊 組織強化、先端医療、公衆衛生、死因究明 小中俊太郎 有床診療所、労災・自賠責、医療機関経営、年金 磯崎 哲男 在宅医療、勤務医、共同利用施設、健康スポーツ |



