COPDになると呼吸機能は元の健康な状態にはもどらないので、「今より悪くしないこと」が治療の最も重要な点になります。喫煙者の場合は、症状をそれ以上に進めないよう、まずは禁煙です。 同時に、気道を広げて呼吸を楽にする気管支拡張剤、咳を切れやすくする去痰剤などが対症療法的に用いられます。 息が切れると動くのがおっくうになり、運動不足になって運動機能が低下して呼吸困難がさらに悪化する、という悪循環になりがちです。そのため、ウォーキングなどの軽い運動や腹式呼吸も効果的です。 |
肺や気管支の障害は、インフルエンザや肺炎などにかかった場合に重症化する危険性があります。 インフルエンザが流行する冬季にはうがいを励行する、秋にワクチン接種受けておくなど十分に注意することが大切です。 |
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