狭心症と心筋梗塞のちがい狭心症とは?心筋梗塞とは?4つの大敵 狭心症とは? 酸欠状態になった心臓が発作を起こす
原因
動脈硬化が進んでいるとき、血管の内壁にはコレステロールが粥(かゆ)状にこびりつき、これが血管の内側を細くして血液の流れを妨げています。細く狭くなった血管内では血液が流れにくくなるため、心臓の筋肉に十分な量の血液を送り込むことができません。

このため、階段を上ったり、走ったり、緊張や興奮したときなど、心臓に負担がかかると酸欠状態になり発作を起こすことがあります(労作狭心症)。また、睡眠中や安静時に、冠動脈が痙攣し、血管が一時的に狭くなることによって発作が起こることもあります(安静狭心症)。

症状
胸に痛みや重苦しさを感じ、圧迫されたり、しめつけられたりするような痛みが5〜6分間続きます。痛む場所は、左胸、胸骨の裏側などが多く、そのほか、喉やあご、左肩や左腕、みぞおちなどに痛みを感じることもあります。

発作が30分以上続く場合は心筋梗塞の疑いがあります。また発作が頻繁に起きるときは心筋梗塞になりかかっていると考えられます。
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