いま、来年の4月に初演予定の新しいオペラ「ジュニア・バタフライ」の作曲真っ最中である。プッチーニのオペラ「蝶々夫人」の後日談、という趣きの作品だ。
毎日、昼間から夜にかけては打ち合わせや講演に充てるために、腰を落ち着けて作曲できる時間が実質夜中しかない。1度帰宅してシャワーを浴び、エンジンがかかり始めるのが24時ごろ。そのまま朝方まで書き、11時ごろまで寝る、というのが1つのパターンだが、去年還暦を迎えたせいもあり、そうそう無理もきかない。終わったらとにかく寝て、起きたらシャワーを浴びて調子をなんとか整える。外食ではカロリーが高くなりがちなので、家では粗食・禁煙を心がけている。
「関が原」や「平家物語」などもいずれオペラにと思い、80歳半ばまでの計画表まで作っている私だが、体はときにキツくても、そうやって自分に目標を与え、奮い立たせることが、健康を保つ秘訣ではないかとひそかに思っている。
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