日医定例記者会見 8月3・10日
釜萢敏常任理事は、看護師を始めとした医療関係職の国家資格の免許登録が3月末までに完了せず、4月1日から有資格者として業務を行うことができない状況にあることから、8月3日、厚生労働省を訪問し、3月末での免許登録完了の実現を求める旨の塩崎恭久厚労大臣宛ての要望書を、神田裕二医政局長に手渡したことを明らかにした。
同常任理事は、「現状でも、厚労省は3~4月に免許登録に係る人員を増やすなどの対応をとっているが、登録が4月以降にずれ込むことによって、施設基準などの面でも医療機関の運営に支障を来している」と指摘。
4月1日から有資格者として業務に従事できるよう、3月末の免許登録完了の実現に向けて、免許登録に係る業務体制の強化、国家試験の実施・合格発表の早期化を要望したことを説明した。
その上で、「日医としても、合格発表の早期化に向けて、医師会立の養成所に卒業証書の早期提出を要請するなど、協力していきたい」との考えを示した。
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