道永麻里常任理事は6月8日、ハーバード大学公衆衛生大学院(HSPH)武見国際保健プログラムの視察を行った。
ジェシー・バンプ事務局長との面談では、来年6月に更新を迎える覚書、フェローの応募のあり方、応募者の地域バランスについて議論するとともに、日医に対して継続的な支援が求められた。
また、インド、トルコ、ナイジェリア、ブラジル、韓国、日本からの武見フェロー7名による研究内容の説明を受け、それぞれにコメントを述べた他、フェローとの懇親会では、270名を超えるフェローの連携のあり方について意見交換を行った。
更に、医学部及び大学関連病院における日本人研究者との懇談では、留学期間における研究活動と診療時間のバランスを帰国後も保てるようなポストを確保することの難しさなどの課題について言及があった。
視察に併せ、9日にはニューヨークにおいて、米国日本人医師会のロバート T.柳沢会長(マウント・サイナイ医科大学教授)他役員と懇親を図った。
その中では、両国の医療提供体制について議論を行い、米国では医師不足に対し、医師がNP(Nurse Practitioner)、PA(Physician Assistant)と連携したチーム医療を行っている現状についての紹介があった。
また、次回訪問時における米国医療施設の見学の提案を受けた。