閉じる

平成30年(2018年)10月5日(金) / 南から北から / 日医ニュース

ハーブ

 6年くらい前に、素敵なお庭のある方から、ラベンダーの苗を頂いて、それを庭に植えたのを機に私の小さなハーブ園が始まりました。
 ちょうどキッチンの窓から見下ろすところに、ラベンダー3株。今ではとても大きくなりました。そして、主人が食用に種をまいて作ったタイムとオレガノを分けてもらって、ラベンダーのそばに植え替え、株分けしながら増やし、カモミールとチャイブは、苗をホームセンターで買ってきて植えました。
 ラベンダーは挿し芽で簡単に増やせるので、小さいラベンダーが16株くらいになり、7月には綺麗な紫の花を咲かせます。タイムはピンクの小さな花も可愛いですが、葉がとてもいい香りで、シチューやスープに入れるととてもおいしくなります(葉を乾燥させておいて、冬の料理に欠かせません)。
 家を建てた時から植えているブルーベリーの木は、毎年、黒い小さな虫に葉を食べられて、実も少ししかつかなかったのですが、周りにミントを植えてから虫がつかなくなり、たくさんの実を収穫できるようになりました。おかげで、娘たちはブルーベリージャムを食べ放題。プレーンヨーグルトにブルーベリージャムをどっさり入れて、ぺろっと食べてしまいます。
 夏の間は、週末の夕方涼しくなった頃、ハーブの剪定(せんてい)や、周りの草取りで泥まみれ、汗まみれになります。ほどよい運動です。増えすぎるミントを時々抜いていますが、作業の後もしばらくミントの香りに包まれ、すっきりします。
 ハーブは雑草より強いし、寒さにも負けず、虫もつかず、私でも育てることができ、素晴らしい。
 今はキッチンの窓の前だけのハーブ園ですが、その向こうには雑草が生い茂る広いスペースが......。老後は、そこまでハーブ園を広げたいと夢みています。

岩手県 奥州医師会月報 643号より

戻る

シェア

ページトップへ

閉じる