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令和2年(2020年)4月20日(月) / 「日医君」だより / プレスリリース / 日医ニュース

『かかりつけ医のための認知症マニュアル第2版』を刊行

日医定例記者会見 3月18・25日・4月1日

 日医では平成27年に、かかりつけ医に認知症への理解を深めてもらうことを目的として、『かかりつけ医のための認知症マニュアル』を作成しているが、初版発刊より5年が経過したことから、今般、厚生労働省等の協力の下、第2版を刊行したとして、江澤和彦常任理事がその内容を説明した。
 本マニュアルは、(1)第2版刊行に当たって、(2)はじめに、(3)第1章認知症施策の現状について、(4)第2章認知症の診断と評価指標、(5)第3章認知症の治療と症状への対応、(6)第4章認知症の予防、(7)第5章かかりつけ医を中心とした認知症の人にやさしい地域づくり、(8)おわりに―で構成されている。

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 同常任理事は、まず、わが国の認知症対策について、平成27年1月に「新オレンジプラン」として取り組まれて以降、令和元年6月には「認知症施策推進大綱」が取りまとめられるなど、認知症を取り巻く状況が変化していると指摘。「認知症への対応は、かかりつけ医が専門医との連携の下、日常的な医学管理を行う疾患と位置付けられており、認知症に関して日常診療における診察や相談を受ける際に直面するさまざまな場面での対応を求められる中で、新たな情報を盛り込み、実践的に活用して頂くために、今回第2版を作成した」と作成に至った背景を説明した。
 その上で、内容については、認知症施策を始め、認知症予防やかかりつけ医を中心とした認知症の人にやさしい地域づくりなど充実させたとし、「認知症への理解を深めてもらうためにも、ぜひ、かかりつけ医のバイブルとして活用して欲しい」と述べた。
 なお、本マニュアルは株式会社社会保険研究所より、販売予定となっている。



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