家族の多いわが家、外出しにくいこのご時世に家の中は3密です。休みの日に家にいれば、あっちで「ぎゃーぎゃー」こっちで泣き声と、「動物園かい、うちは?」という、うるささ。
そこで、四人の元気余る子ども達をとにかく外へと思い、始めたのがお家キャンプです。アウトドアとは全く縁のない人生でしたが、これがなかなかの当たりでした。まず昨今のキャンプ需要で、キャンプ用品が豊富でめっちゃお洒落。近くのショッピングセンターのアウトドアコーナーがすごく充実していて、BBQセット、椅子やテーブル、テントを一揃えすると、あら不思議、キャンプ初心者がこなれたキャンパーに大変身です。
そこに灯りはランタンなんか置くと、インスタ映えばっちり。更にお好みの音楽をスマホからポータブルスピーカーにつないで流し、たき火を眺めると、さっきまでの3密動物園が星降る山のキャンプ場へ早変わりするのです(ちょっと盛ってます)。
キャンプ飯ももちろん重要です。炭火で焼いた肉は周りカリッと中はジューシー、余分な脂は落ちて決してしつこく感じません。特にお薦めは手羽先です。開いた手羽先にしっかり塩を振り、皮を焦げるぎりぎりまでパリッパリに焼いて食べ、冷えたビールを飲む。もう、どこぞの高級焼き鳥、わざわざ食べに行かんでいいやんと思います。
楽しみが少ないと嘆いていましたが、こんな身近に楽しみがあるのは幸せなことですね。不平不満を夫にぶつけず、肉をひたすら焼く夫の背中を笑顔と感謝で見守れる人間になろうと、2021年は決意した次第です。