第42回日本医師会医療秘書認定試験結果分析評価報告書が取りまとめられ、3月17日に板橋隆三委員長(宮城県医師会副会長)から中川俊男会長に提出された。
本報告書は、13県医師会(14校)で310名の受験生が参加して行われた第42回日本医師会医療秘書認定試験の結果について分析・評価したものである。今回の認定試験は、受験者数310名中、合格者は288名、合格率は92.9%であった。
総括の中では、医療秘書について、今後の電子カルテ及びORCA(日医標準レセプトソフト)の普及に対応できる医療秘書の養成が必要だとしている他、医療現場においてはチーム医療の一員としての役割が求められているとするとともに、働き方改革関連法の施行により、医師の環境改善に寄与することが大きく期待されると指摘している
また、「日本医師会認定医療秘書」に関しては、充実したカリキュラムを課して養成しており、質が確保されていることから、これを医療秘書養成の基準とすべきと主張。更にその認知度を高めるため、診療報酬算定要件に本認定試験を位置付ける等の方策を引き続き求めていきたいとの考えを示している。
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