日本医師会は7月26日開催の令和4年度第5回理事会で令和5年度より、現在臨床研修医に適用している会費減免の期間を延長することを決定した。
医師会の組織力強化は、喫緊の課題として取り組むべき最重要事項の一つであり、とりわけ、会員数の確保は、より多くの先生方の声を踏まえた 会務運営に資するとともに、対外的な医師会への評価という側面からも早急な対応が必要となっており、松本吉郎会長も6月26日に開催された第152回日本医師会臨時代議員会の所信表明の中で、会費減免期間を延長する意向を示していた。
今回決定した延長期間は卒後5年目まで、卒業年度は大学医学部の卒業年度とし、3月の卒業者は、翌年度から5年度分を、4月から翌年2月までの卒業者は、当該年度より5年度分を会費減免の対象期間とする。
対象となる会員区分は全ての会員区分とし、『日医ニュース』『日医雑誌』に関しては、送付に代えて、「日医ホームページ」「日医Lib」で対応することになる。
7月27日の定例記者会見で今回の措置の内容を説明した釜萢敏常任理事は、この取り組みが若手医師の入会への動機づけの一つとなることによっ て、より多くの先生方が入会することに期待感を示すとともに、「入会された先生方には、医師会活動への理解や関心を一層深めてもらうことで、 会費減免期間終了後も、医師会員として定着してもらい、共にわが国の医療を支える担い手として、歩みを進めてもらいたい」と述べた。
問い合わせ先
日本医師会 総務課、経理課 TEL:03-3946-2121(代)