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令和4年(2022年)8月26日(金) / 「日医君」だより

松野官房長官と今後の協力関係の継続を確認

 第二次岸田改造内閣が8月10日に発足したことを受けて、松本吉郎会長は8月25日に茂松茂人・角田徹・猪口雄二各副会長、釜萢敏常任理事と共に官邸を訪れ、松野博一内閣官房長官と初会談を行った。

 冒頭、松本会長は松野長官に就任に対する祝意を述べるとともに、羽生田俊参議院議員が厚生労働副大臣に、自見はなこ参議院議員が内閣府大臣政務官に就任するに当たり、松野長官の尽力があったことに対して謝意を表明した。

 これに対し、松野長官は、新型コロナウイルスワクチン接種の推進、新型コロナウイルス感染症対応を始めとする医療提供体制の確保等、医師の日頃からの貢献に対して謝意を述べた。

 続いて、松本会長は、岸田文雄内閣総理大臣が8月24日、発熱外来や保健所における更なる負担軽減策を公表したことに言及。全数把握に関しては、日本医師会などからの要望を受けて、発熱外来や保健所業務が極めて切迫した地域においては緊急避難措置として、自治体の判断により、患者届出の範囲を限定することを可能にするとしたこと、また、25日には加藤勝信厚生労働大臣が同措置について、現場の事務負担を軽減する緊急的なものとする一方で、引き続き医療提供体制の充実にも取り組む考えを示したことにも触れ、「日本医師会としても、厚労省始め関係各所と連携し、意見交換をしながら協力していく」との意向を伝えた。

 また、松野長官は、新型コロナウイルス感染症の感染状況について、都市部では感染状況が落ち着いてきているのに対し、地方では高止まりが続いていることを憂慮。これに対し、松本会長は、感染者が増えることにより重症者数・死亡者数も増えてくるとし、危機感を共有した。

 更に、松本会長は、発熱外来の拡充のため、一層の協力・連携を都道府県医師会に求めていくとし、一刻も早い感染の収束に向けて今後も協力していくことで一致した。

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