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令和4年(2022年)11月20日(日) / 「日医君」だより / プレスリリース / 日医ニュース

全医師への「医師資格証」 発行促進に向けた決意を示す

日本医師会定例記者会見 10月26日

 長島常任理事は、2023年1月より、オンライン資格確認のインフラを活用した電子処方箋(せん)の仕組みの運用が開始されることを踏まえて、日本医師会として、全医師に対する「医師資格証」の発行を促進していく決意を示した。
 同常任理事は冒頭、医師が電子署名を行うに当たり、現時点で条件を満たしている方法は、厚生労働省が定めた保健医療福祉分野における公開鍵認証基盤(HPKI)しかないことを改めて強調。その活用を進めるためにも、日本医師会は、HPKIカード「医師資格証」の全医師への発行を強力に加速していくとした上で、9月末時点での「医師資格証」の発行数は2万5000枚超、現在、3000件以上の発行申請に対応中であることを明らかにするとともに、「HPKIは電子処方箋のみならず、今後の医療DXの成果を安全・安心に利用していく上で、大変重要な仕組みである」と指摘。薬剤師用のHPKIカード「薬剤師資格証」を発行する日本薬剤師会とも歩調を合わせ、最終的には、全ての医師に確実に取得してもらえるよう取り組んでいくとした。
 また、日本医師会員であれば、「医師資格証」の発行・更新費は全て無料であり、非会員であっても実費のみで取得可能であること、新規の医師免許取得者も無料での取得が可能であることなどを紹介。今後は、全国の地域医師会に対し、新規入会者への「医師資格証」取得促進への協力を改めて依頼するとした他、来年度から、卒後5年間は会費を無料とすることが決定していることに触れ、「この機会に『医師資格証』も無料で取得してもらいたい」とした。
 更に、非会員の勤務医に対しては、病院単位の一括申請・発行スキームを用意し、スムーズな取得が可能となっていることを説明し、「未取得の医師には、このスキームを活用して、発行申請を行って欲しい」と呼び掛けた。

◇日本医師会電子認証センター(医師資格証)はこちら

◆会見動画はこちらから(公益社団法人 日本医師会公式YouTubeチャンネル)

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