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令和4年(2022年)11月20日(日) / 日医ニュース

長きにわたり医学・医療の発展に貢献してきた功労者を顕彰

長きにわたり医学・医療の発展に貢献してきた功労者を顕彰

長きにわたり医学・医療の発展に貢献してきた功労者を顕彰

 日本医師会設立75周年記念式典並びに医学大会が11月1日、堀憲郎日本歯科医師会長、山本信夫日本薬剤師会長らの出席の下、日本医師会館大講堂で開催された(被表彰者一覧は別記事参照)。
 冒頭、あいさつした松本吉郎会長は、受賞者に対して祝意を伝えた上で、「日本医師会はわが国の医師を代表する、わが国唯一の団体であり、その矜持(きょうじ)をもって、国民の信頼を得ながら、全ての医師の期待に応えていくことこそが、日本医師会の存在意義でもある」と強調。その上で、「全国の医師会員は、コロナ禍の今この時も、医療現場で必死に患者さんの生命と健康の確保に尽くされている。そのご努力に敬意を表しつつ、日本医師会は、現場目線での継続した医療機関への支援と、国民に寄り添った政策の実現に尽くしていく」とした。
 更に、松本会長は、「設立記念日に当たって、国民皆保険の堅持など、日本医師会綱領に掲げた国民との約束を果たしていく決意を新たにした」と述べるとともに、その実効性を高めていくためにも、医師会の組織力強化が不可欠であるとして、引き続きの協力を求めた。
 来賓あいさつした加藤勝信厚生労働大臣(福島靖正厚労省医務技監代読)は、「本賞を通じて、会員の先生方に地域に根差した活動や先駆的な研究の成果が披露され、広く周知されることは、わが国の医療の将来にとって大変意義深いものがある」と述べ、本大会の意義を強調。その上で、「地域医療の推進のため、今後も新型コロナウイルス感染症への対応を始め、日本の医療の将来のために変わらぬ協力をお願いしたい」と述べた。
221120b2.jpg その後、表彰式に移り、受賞者に対して、松本会長から表彰状が授与された。
 受賞者を代表して謝辞を述べた菊岡正和神奈川県医師会長はコロナ禍の3年間を振り返り、「私ども医師はコロナという未曽有の災害を受けて、改めて地域医療の重要性を再認識するとともに、医療機関の頑張りだけでは医療提供体制を維持することはできないと痛感した」として、医師会組織の重要性を改めて強調。今後については、「本日の受賞を契機として、より一層の研鑽(けんさん)に努め、医学の振興、国民医療の向上に努めていきたい」と述べた。
 なお、白寿会員98名、米寿会員897名の慶祝者には、更なる長寿を祈念して、後日、お祝いの品が贈呈された。

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