「雨の日も散歩行かなあかんしなぁ......。大型犬を飼うのは大変やもんなぁ......」なんて思いながら、インターネットで妻の大好きなゴールデン・レトリバーの子犬のページを検索していると、むくむくのとってもかわいいゴールデンの赤ちゃんがつぶらな瞳でこちらを見ていました。妻を呼んで「また苦労してみるか?」と言いながら購入希望のボタンをポチっとしたのでした。
これまでの経験から訓練が絶対必要と判断し(ゴールデンと言えど、訓練無しでは狂暴!)、ブリーダーの元での英才教育をお願いしました。人間の子どもの教育費も高額ですが、ワンちゃんもお高いです(涙)。
今までゴールデン・レトリバー、フラットコーテッド・レトリバーと大型犬ばかり飼ってきましたが、名前はいつもレオ。今回もめでたく(?)三代目レオとなりました。
ブリーダーから1日1時間ずつ2回散歩に行くように言われて、「ハア?」となりましたが、妻と手分けして時間は短いですが、何とか朝、タ、夜と3回散歩に行っています。
コロナ禍でやることもなく、レオを飼うと同時にバス釣りを始めました。時間がもったいないので散歩を兼ねて釣りをします。レオは釣りをしている間、横でお座りをしてじっと待っていてくれます。初心者なのでめったに釣れませんが、たまに釣れるとどんなに小さな魚でも大喜びしてくれます。ビギナーズラックで54センチのブラックバスを釣った時には、こちらも大興奮、レオも大はしゃぎでぴょんぴょんと周りを飛び回ってくれました。
皆さんご存じかも知れませんが、ゴールデン・レトリバーは水が大好きです。最初は横でおとなしく待ってくれていたのですが、本能が騒ぐのか水に入ろう入ろうとします。浅くて安全そうな所から水に入り始め、みるみるうちにうまく泳ぐようになったのでした。釣りをしていると横で泳ぎたいと催促します。仕方ないので「よし」と合図すると、しっぽを振ってルアーを追い掛けて泳いでいきます。最近では、勢いを付けて、思いっきりジャンプするようになりました。前脚を広げ、子どもの飛び込みのように思いっきり......「腹打ち」(笑)。周りのギャラリーからもでっかい犬が無邪気に何度も飛び込む様子に歓声が上がります。
「そんなんで釣れるの?」と聞かれたりしますが、釣れるわけありません。飛び込むようになってから一度も魚と出合っていません。でもいいんです。レオが岸に沿って気持ち良さそうに犬かきで泳ぐ姿を見ているだけで幸せです。
レオを飼って本当に良かった。これからもよろしくね、レオくん!