秋田県医師会は、7月15日からの記録的な大雨の影響によって大きな被害が出たことを受けて、県保健医療福祉調整本部等への参画や現地での情報収集を行った結果を踏まえ、被災県医師会による「被災地JMAT(日本医師会災害医療チーム)」を編成することを決め、県内の被災地に派遣した。
今回の大雨は活発な前線の影響により起こったもので、東北北部を中心に雨が降り続き、秋田県ではわずか半日で平年の7月の1カ月分の雨量を上回る記録的な大雨となり、一級河川である雄物川(おものがわ)を始め県内の14の河川が氾濫するなど、秋田県内全域に大きな被害をもたらした。
日本医師会では、災害発生当初から秋田県医師会と連携を取り、今回の「JMAT秋田」の派遣要請を行った。
「JMAT秋田」は7月17日現在、県内の医師ら8名で構成。全部で2チームを派遣し、公民館や集会所に設けられた避難所等で医療支援活動を行った。