令和4・5年度会内委員会答申・報告書(全文は日本医師会ホームページ「メンバーズルーム」に掲載)
第Ⅻ次生涯教育推進委員会はこのほど、会長諮問「医療連携の強化に資する教育モデルの開発~地域医師会での活用を見据えて~」に対する答申を取りまとめ、長谷川仁志委員長(秋田県医師会理事/秋田大学大学院医学系研究科教授)から松本吉郎会長に提出した。
本答申は、「はじめに」「第1章 医療連携の強化のために医師が果たすべき役割」「第2章 医療連携強化のための個々の医師と連携チーム、地域医師会のニーズにあった生涯教育プラン実現のために」「第3章 地域医師会での活用を見据えたこれからの生涯教育プラン~将来に向けて確実に継続的な質向上を目指した医療連携を実現するために~」「おわりに」で構成されている。
第1章では、医療連携のために生涯教育で強化すべきポイントとして、「診療の質」と「チームの質」の2点に着目し、医療連携を強化するための教育の方向性などがまとめられている。
第2章では、現状の生涯教育カリキュラムをベースに、今後検討すべき具体的な学修項目の例を整理するとともに、会員のニーズに応えるために必要な学習教材の考え方が示されている。
第3章では、前章までに述べられたプランの実現に向けて、日本医師会、都道府県医師会、郡市区医師会が連携して効果的に生涯教育を進める必要があるとするとともに、そのための体制構築の重要性などについて言及している。