釜萢敏副会長のことをより知って頂くために始めたこのコーナー。2回目の今回は日本医師会の役員になったきっかけや、日本医師会の役員として一番思い出に残った仕事などについて、お話を伺った。 |
---|
Q 日本医師会の役員となったきっかけを教えて下さい。
A 私は2014年に日本医師会の常任理事に就任したのですが、それ以前の高崎市医師会長や群馬県医師会参与の経験を踏まえ、日本医師会の役員にならないかというお話を頂いていました。
しかし、(1)開業をしている医師が日本医師会の役員になろうとする場合、医療機関を閉院するか、あるいは常勤の代診をお願いしない限り務まらない、(2)私の診療を受けたいと思って受診して下さる患者さんを人任せにすることはできないとの思いが強かった―こともあり、なかなか決断ができませんでした。
その後、羽生田俊先生の2013年の参議院議員選挙の際にお会いした当時の横倉義武会長、群馬県医師会長からも強い推薦があったこと、そして、娘が私の診療所を承継してくれることになったことなどがあり、2014年に日本医師会常任理事に立候補し、皆様のご支援のおかげもあり、当選することができました。
Q 日本医師会役員の活動の中で一番思い出に残っていることは何ですか?
A やはり一番は新型コロナウイルス感染症への対応です。それ以前は、地元の高崎に帰って、休日や夜間の診療なども行っていましたが、新型コロナが始まってからはほとんど東京で仕事をすることになりました。
政府の会議にも出席いたしましたが、医療現場から寄せられる声を基に発言させて頂きましたし、国民の皆さんにも正しい情報が伝えられるよう、日本医師会の公式YouTubeチャンネルの動画などを通じて説明を行ってきました。
コロナ禍の日本の対応は当初、新型コロナがどんなウイルスかも分からず手探りの状態でしたが、会員の先生方のご努力により、日本ではG7加盟国の中でも、新型コロナの累積陽性者数、死亡者数共に低く抑えることができ、改めて感謝申し上げたいと思います。
新型コロナのような感染症はまた、いつ起きるか分かりませんし、新型コロナやインフルエンザも依然として油断なりません。
会員の先生方には引き続き、ご協力をお願いいたします。
日本医師会副会長 釜萢 敏(かまやち さとし) |
---|
群馬県出身、日本医科大卒、高崎市医理事・副会長・会長、群馬県医参与を経て、平成26年に日本医師会常任理事に就任。 令和6年からは日本医師会副会長を務めている。小児科。 釜萢副会長関連SNS オフィシャルサイト:https://www.dr-kamayachi.jp/ Facebook:https://www.facebook.com/people/%E3%81%8B%E3%81%BE%E3%82%84%E3%81%A1%E3%81%95%E3%81%A8%E3%81%97-%E6%97%A5%E5%8C%BB%E9%80%A3/61565554526871/?ref=embed_page YouTube:https://www.youtube.com/@%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E9%80%A3%E7%9B%9F/videos LINE:https://line.me/R/ti/p/@kamayachi?from=page&accountId=kamayachi |