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生命を見つめるフォト&エッセー

生命(いのち)を見つめるフォト&エッセー

2018.2.23

 人間や動植物のいのちの輝く一瞬をとらえた写真や、医師や看護師、患者との交流をつづったエッセーを募集する「生命(いのち)を見つめるフォト&エッセー」を開催しています。
 本コンテストは、これまで長年にわたり開催されてきた 「生命(いのち)を見つめるフォトコンテスト」と「『心に残る医療』体験記コンクール」を統合、リニューアルしたもので、見た方、読んだ方が、生命(いのち)を見つめるきっかけとなるような作品を募集しています。
 今般「第1回 生命を見つめるフォト&エッセー」の入賞者が発表されましたので、下記に入賞者を発表しています。
 作品の詳細は公式ホームページ新規ウィンドウでリンクします。をご覧ください。

第1回 生命を見つめるフォト&エッセー 入賞者

●フォト部門
●エッセイ部門

 

●フォト部門

※受賞作品名をクリックして頂くと別ウィンドウで開きます。
厚生労働大臣賞「愉快なひと時」
逵中 美知子(三重県)
日本医師会賞「負けない」
大野 武(徳島県)
読売新聞社賞「おしゃぶり」
富士本 晃(北海道)
審査員特別賞「愛おしい...」
柴 侑貴(沖縄県)
入選「母さんお肩をたたきましょう~コンコンコン♪」
伊藤 孝(北海道)
入選「60回目の結婚記念日」
金指 栄一(神奈川県)
入選「じいちゃんの長芋」
丹羽 賢一(宮城県)
入選「順番ですよ」
戸崎 安司(千葉県)
入選「輝く」
西本 睦子(滋賀県)

【審査員からのひとこと】

熊切圭介(写真家、日本写真家協会会長)
 受賞作品全般的に言えることは、何を伝えたいのか、表現したいのかがそれぞれの写真によく出ていたと思います。情や感情のように言葉で表すことが難しい部分を、写真というメディアを通じてうまく表現できている作品が多かったです。
 「愉快なひと時」は、お年寄りを被写体にした作品が多い中、子どもが加わることで若いいのちも感じさせる画面となっています。子どものとぼけた表情と、おばあちゃんの楽しそうな表情のコントラストが自然に表現されていてすばらしいと思います。
 「負けない」は、杖をつきながらも元気に、意欲というか意思というか、そういうものを感じます。生命(いのち)というものに対する積極的な姿勢を感じます。
 「おしゃぶり」の子どもが親の手を噛んでいるようなしぐさは、親に対する甘えのように見えます。ちょっとしたしぐさの中に親子の情のようなものを感じます。アップで撮影していることで強さもある作品になっています。
 「愛おしい...」は、柔らかい雰囲気の中に親子の愛情が実によく出ている作品。男の子が目をつむって肌の匂いを嗅ぐような姿は、愛情が感じられます。写真を見ると、この親子に加わりたいと感じさせる、そんな空間です。
 次回コンテストでも、人間の親子であれ、動物であれ、そういう人や動物の持っている良い雰囲気を表現できるといいと思います。そのためには形にはあまりこだわらず、何を伝え、訴えたいのかを考えながら写真を撮ると深みが出てくると思います。
岩合光昭(動物写真家) Iwago Photographic Office

(C)Iwago Photographic Office
 厚生労働大臣賞の「愉快なひと時」は、子どものおどけた様子と、おばあちゃんのちょっと恥ずかしそうな表情がなんとも言えません。二人の豊かな感情があふれてくる1枚です。
 日本医師会賞の「負けない」は、ポーズをとったわけではなくて自然な描写で、とても優れた作品だと思います。動くことは生きることなので、動くことの価値が感じられます。
 読売新聞社賞の「おしゃぶり」は、画面の切り取り方や構図がすばらしい。アザラシの赤ちゃんに目が吸い寄せられるような、かわいらしい、愛らしい作品です。
 審査員特別賞の「愛おしい...」は、撮られた方が旦那さんということが伝わってくる作品です。命の尊さや、赤ちゃんに対する母親の愛情も凝縮されていますね。
 全体を通して、撮影者の被写体に対する愛おしさ、愛情が伝わってくる作品ばかりだったと思います。個人的には職業柄、動物写真での力作を見てみたいですね。撮った人がどういう思いで被写体に対しているかは自然と伝わってきますので、また今回同様、思いあふれる作品を拝見できたら嬉しいです。
松下奈緒(女優/音楽家)
 厚生労働大臣賞の「愉快なひと時」は、おばあちゃんと子どもさんの真逆の表情から、正反対の感情が読み取れるのが面白い作品ですね。これから大きくなって人生を歩んでいく子どもさんと、何十年生きてきて、今人生を楽しんでいるおばあちゃん...年代的な対比も面白いと思います。
 日本医師会賞の「負けない」は、作りこんでいない自然な感じが伝わってきてとてもいいですね。被写体のおじいさんの表情は真剣にも見えますし、ユーモラスにも見えます。一枚の写真から、人間のいろいろな一面が見えてドラマを感じる作品だと思います。
 読売新聞社賞の「おしゃぶり」は、「自分もあんな写真を撮ってみたい!」と感じる、とても可愛らしい一枚。人間もアザラシも親子の愛は同じなのかな・・・と思えて、ほっこりしますね。子アザラシのくりくりとした目から、母親に対する安心感が伝わってきます。
 審査員特別賞の「愛おしい...」は、「生命(いのち)を見つめる」という今回のテーマが感じられる作品。お母さんと赤ちゃん、だとありきたりな構図になってしまいますが、お兄ちゃんが入って3人になることで、赤ちゃんが産まれたことへの喜びを強く感じられます。それをお父さんが撮影しているのかな...と想像すると、家族のストーリーが見えてくるようです。

 

●エッセー部門

一般の部
厚生労働大臣賞「寄り添う眼差しに」
重信 雅美(東京都)
日本医師会賞「A先生の『ここだけの話』」
渡辺 惠子(徳島県)
読売新聞社賞「大きなお地蔵さんのような病院」
小川 かをり(東京都)
審査員特別賞「がらんどうの生」
馬場 広大(鹿児島県)
入選「みいちゃんへ」
坂口 有美子(東京都)
入選「あなたには、時間がない」
平井 真帆(埼玉県)
入選「ビールで乾杯」
御代田 久実子(東京都)
入選「心の交流」
森田 欣也(愛媛県)
入選「共感」
八木 房子(愛媛県)
中高生の部
最優秀賞「笑顔の力」
河野 未実(東京都)
優秀賞「患者の家族として」
穴田 未優(千葉県)
優秀賞「幸せに『生きる』ということ」
古泉 修行(新潟県)
優秀賞「ベッドで散歩」
下萩 南耀(東京都)
小学生の部
最優秀賞「おじいさんのお手つだい」
横山 紗来(兵庫県)
優秀賞「私はNICU卒業生」
石野 美宙(東京都)
優秀賞「わたしがうさぎに伝えたい気持ち」
新池谷 悠(群馬県)

【審査員からのひとこと】

養老 孟司(東京大学名誉教授/解剖学者)
 どれも実体験にもとづいた文章なので、思わず引き込まれてしまう。他方、どこまでが実際で、どこからが創作か、それを文面から判断するのもなかなか難しい。審査を引き受けてしまったものの、いささか後悔することになってしまった。
 それを救ってくれたのは、やはり書いてくださる人たちの医療への思いである。感謝であれ憤懣であれ、率直な気持ちが伝わってくる。人と人とのつながりが薄れ、単身所帯が四割を超えようとする現代社会で、医療が担う役割の変化と重要性をあらためて考えさせられた。
 素直に書いてくださるだけでいいのだと思う。賞が問題ではない。自身の気持ちを伝えてくださることがありがたいのである。
玄侑 宗久(作家/福聚寺住職)
 全体として、とても面白く拝読しました。とりわけ今回は、社会不安障害という希少な病気の内実が、本人の緻密な文章で描かれており、思わず息をのみながら読みました。精神科の患者自身の心がうまく表白されており、これは同じ病気の治療にも活かせそうな気がしました。
 また「あの方のために演奏したい」(※)という文章にも感じたことですが、生命をめぐる話題にはどうしても光の側面と闇としか言えない暗く重い側面があります。闇を知ることで光もより眩しく感じられますし、どちらも遠慮なく書いてほしいと思います。
 ※受賞作品以外の最終選考に残った作品
水野 真紀(女優)
 教育者であり、カトリック修道女でもあった渡辺和子さんの言葉に「学歴、職歴よりも大切なのは『苦歴』」というものがありました。
 患者のみならず、心身の苦しみや痛みに真っ向から向き合った作品の数々には、誰もが心を揺さぶられ生命について再考せずにはいられないことでしょう。書き記すという表現には底知れぬ力が宿っていることを今更ながら思い知りました。また、小中高生の作品には共感力の輝きが随所に見られ、さわやかな読後感を味わわせて頂きました。
 この作品集が多くの人の手に渡ることを心から願います。素晴らしい作品をありがとうございました。

 

第1回 コンテスト概要

<日程>
応募期間募集は締め切りました。多数のご応募いただきありがとうございました。
入賞者発表2018年1月(予定)
受賞作品新聞紙面掲載2018年1月または2月(予定)
表彰式/記念パーティー2018年2月(予定)
<賞>
●フォト部門
厚生労働大臣賞
(1点)
賞金10万円、賞状
日本医師会賞(1点)賞金10万円、賞状
読売新聞社賞(1点)賞金10万円、賞状
審査員特別賞(1点)賞金5万円、賞状
入選(若干名)賞金3万円、賞状
●エッセー部門
一般の部
厚生労働大臣賞
(1点)
賞金30万円、賞状
日本医師会賞(1点)賞金30万円、賞状
読売新聞社賞(1点)賞金30万円、賞状
審査員特別賞(1点)賞金10万円、賞状
入選(若干名)賞金3万円、賞状
中高生の部
最優秀賞(1点)図書カード3万円、賞状
優秀賞(若干名)図書カード5,000円、賞状
小学生の部
最優秀賞(1点)図書カード1万円、賞状
優秀賞(若干名)図書カード5,000円、賞状
<概要>
①フォト部門生命(いのち)の尊さ、大切さを感じさせる写真を募集します。人間、動物、自然など被写体は自由です。
②エッセー部門病気やけがをした時の思い出、介護や生命の誕生にまつわる話、医師や看護師、患者との交流など、医療や介護に関するエピソード、お世話になった医師や看護師ら宛てに送ったという想定の「感謝の手紙」などを募集します。
<審査員>
①フォト部門熊切圭介(写真家、日本写真家協会会長)
岩合光昭(動物写真家)
松下奈緒(女優/音楽家)
②エッセー部門養老孟司(東京大学名誉教授/解剖学者)
玄侑宗久(作家/福聚寺住職)
水野真紀(女優)
●フォト部門応募規定
応募規定
■応募作品は、本人撮影の未発表の作品に限ります。

※デジタルカメラで撮影したもの、デジタルプリントも応募可能です。
※500万画素以上であれば携帯電話での撮影も可能です。
※画像処理等の加工、合成及び組み写真は不可。

■作品のプリントサイズは、キャビネ判(2L)とします。
■応募作品は、2014年6月1日以降に撮影したものに限ります。
■応募は1人3点までに限ります。

応募方法
■ウェブサイトからの場合は応募フォームより応募してください。
■郵送の場合は、応募作品の裏に、タイトル、氏名(ふりがな)、性別、年齢(生年月日)、郵便番号、住所、電話番号(FAXがあればFAX番号も)、職業(または学校名、学年)、撮影年月日、撮影時刻、撮影場所、撮影に使用したカメラ等の機材名を明記した紙を貼り、下記の住所に送って下さい(必要事項記入欄は公式ホームページよりダウンロードしてご利用ください)。

※なお、審査期間中にオリジナルデータを提供していただく場合があります。
※ご記入いただいた個人情報は、受賞した場合の連絡、作品に関する問い合わせ、取材、本コンテストに関するご案内のみに使用し、それ以外の目的での使用や、第三者に譲渡することはありません。

注意事項
■本人撮影の未発表作品に限ります。盗作、二重応募、類似作品の応募は固くお断りいたします。応募作品について、盗作等による著作権侵害の争いが生じても、主催者は責任を負いません。

※すでに書籍化したものや、公の刊行物に掲載されたものは応募不可とします。また、個人のブログ、ソーシャルネットワーキングサービスなど、ウェブ上に投稿・公開した作品などについても発表作品とみなします。※違反が確認された際は、受賞決定後も賞の取り消しとなる可能性があります。

■応募作品は返却いたしません。
■入賞作品についての著作権は、撮影者に帰属します。ただし、入賞作品について、読売新聞紙上及びその他広報物に使用する権利は、主催者が有します。
■入賞作品の発表では、新聞紙面およびウェブサイトに、作品と実名を掲載します。ペンネーム、イニシャル等による発表はできません。
■医師および医療従事者も応募可能です。
●エッセー部門
応募規定
■一般・中高生の部:2,000字(原稿用紙1~5枚)以内。パソコン、ワープロ使用の場合、1ページ400字(20字×20行)。
■小学生の部:1,200字(原稿用紙1~3枚)以内。

応募方法
■ウェブサイトからの場合は応募フォームより応募してください。
■郵送の場合は、直筆の場合、鉛筆(Bまたは2B)、ボールペン、万年筆のいずれかを使い、濃く書いてください。
■作品には応募用紙をつけて、題名、氏名(ふりがな)、性別、年齢(生年月日)、郵便番号、住所、電話番号(FAXがあればFAX番号も)、職業(または学校名・学年)を明記してください。応募の際は、封筒の表に「一般の部」または「中高生の部」、「小学生の部」を明記し、下記の住所に送って下さい(応募用紙は公式ホームページよりダウンロードしてご利用ください)。

※ご記入いただいた個人情報は、受賞した場合の連絡、作品に関する問い合わせ、取材、本コンテストに関するご案内のみに使用し、それ以外の目的での使用や、第三者に譲渡することはありません。
※氏名は実名のみの受け付けとなります。

注意事項
■自作の未発表作品に限ります。盗作、二重応募、類似作品の応募は固くお断りいたします。応募作品について、盗作等による著作権侵害の争いが生じても、主催者は責任を負いません。

※すでに書籍化したものの要約や、公の刊行物に掲載されたものは応募不可とします。また、個人のブログ、ソーシャルネットワーキングサービスなど、ウェブ上に投稿・公開した文章などについても発表作品とみなします。
※違反が確認された際は、受賞決定後も賞の取り消しとなる可能性があります。

■応募作品は返却いたしません。
■入賞作品についての著作権は、主催者に帰属します。入賞作品は、主催者が管理するウェブサイトで使用されるほか、新聞・雑誌・テレビ・ラジオ・書籍・教材などに利用されることがあります。
■入賞作品の発表では、新聞紙面およびウェブサイトに、作品と実名を掲載します。ペンネーム、イニシャル等による発表はできません。
■医師および医療従事者も応募可能です。
<郵送での応募>
応募・お問い合わせ先:
〒100-8055 東京都千代田区大手町1-7-1
読売新聞東京本社 事業開発部「生命(いのち)を見つめるフォト&エッセー」係
TEL:03-3216-8606 (平日午前10時~午後5時)
または[公式ホームページ新規ウィンドウでリンクします。]まで