閉じる

平成30年(2018年)1月20日(土) / 「日医君」だより / プレスリリース / 日医ニュース

医師資格証に関する厚生労働省通知について

日医定例記者会見 平成29年12月20日

 石川広己常任理事は、日本医師会(電子認証センター)が発行する「医師資格証」に関する厚生労働省通知について説明した。
 「医師資格証」は、厚労省が定める「保健医療福祉分野PKI認証局(HPKI)証明書ポリシ」という基準に則って運営されている認証局である日医電子認証センターが医師免許証の原本や運転免許証・住民票等を確認した上で発行しているもので、カード型で携帯性に優れ、顔写真付きで本人確認も容易に行えるという機能性を持った身分証である。
 表面及び裏面に偽造防止対策が施してあり、ICチップに格納されている情報を利用して、電子的に有効性が確認できる、①Windows版医師資格証プロフィール表示サービス②Android版医師資格証表示アプリケーション―の二つの仕組みを提供しており、学会・講習会の出欠確認等にも活用されている。
 しかし、厚労省通知「医師及び歯科医師の資格確認の徹底について(平成24年9月24日)」の中に「医師の採用時の資格確認には『医師免許証原本』を確認すること」と示されていたことから、「医師資格証」はこれまで、採用時に示す医師免許証の代用とすることはできなかった。
 同常任理事は、今回、「公益社団法人日本医師会が発行する医師資格証の提示による医師の資格確認について」という通知が平成29年12月18日付で発出されたため、採用時に「医師資格証」を提示することで『医師免許証と同様に医師資格を確認してもよい』ことになったと説明。
 今後は、医師の採用時にとどまらず、往診時の駐車票(駐車禁止等除外標章)の交付申請時や、救急・災害現場等での医療支援の際など、より広くさまざまな場面で、「医師資格証」による資格確認ができるよう、関係各方面へ働き掛けを進めていく意向を示した。

戻る

シェア

ページトップへ

閉じる