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平成31年(2019年)1月5日(土) / 「日医君」だより / プレスリリース / 日医ニュース

ACPの愛称決定を踏まえ一層の普及・啓発に努める

定例記者会見 12月5日

 松原謙二副会長は、アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の愛称が11月30日に「人生会議」に決定したことを受けて、ACPの重要性を改めて強調した。
 今回の愛称は、"ACP"という単語が浸透していないことから、国民になじみやすい名称を付け、その普及・啓発を図るために選定されたもので、厚生労働省のホームページ等を通じて公募し、寄せられた1073件の候補の中から、松原副会長が委員を務める「ACP愛称選定委員会」により決定された。また、「いい看取り・看取られ」の語呂から、11月30日を「人生会議の日」とすることも併せて発表された。
 同副会長は、今回の愛称決定までの経緯を説明した上で、終末期医療はあくまでも本人の意思を十分に尊重して行われるべきであり、自らの意思を伝えられなくなった時に備え、どのような医療・介護を受けたいのか事前に家族や親しい人、医療関係者等と繰り返し話し合うなど、本人を中心としたACPによって、その意思を十分に確認・共有すると同時に、この話し合いに先立ち、特定の家族等を自らの意思を推定する者として前もって定めておくことも重要になると指摘した。
 日医としては、「何らかの事情により自らの意思を伝えられなくなった場合には、ACPの結果を基に、医療・介護の方針を決定していくことを推奨していく」として、引き続き都道府県医師会等の連携・協力の下、一層の普及・啓発を図っていくとの考えを示すとともに、今回の愛称決定を機に、ACPの考え方が広く認知されるようになることに期待感を示した。

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