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令和2年(2020年)5月20日(水) / 「日医君」だより / 日医ニュース

加藤厚労大臣に重症患者の受け入れに向けた要望書を提出

 横倉義武会長は4月20日、中川俊男副会長と共に厚生労働省を訪れ、新型コロナウイルス感染症患者、特に重症患者の受け入れ病床の確保に向けた要望書を加藤勝信厚労大臣に提出した。
 会談の中で横倉会長は、日本心臓血管外科学会の有志の心臓血管外科医より自身宛てに提出された嘆願書を基に、新型コロナウイルス感染症重症患者を診る病床として、急性期病床、特にICUの増床と診療報酬上の加算、また、そこに従事する医師、看護師、臨床工学技士の増員と待遇改善が喫緊の課題になっていることを説明し、理解を求めた。
 加えて、(1)感染患者の病床を確保する目的でとりわけ外科系の診療科に緊急を要しない手術の延期要請、(2)N95マスクや感染防護服の早急な補充―の2点を要望。これらの要望に対して、加藤厚労大臣は一定の理解を示した。
 また、横倉会長は、会内に「日本医師会COVID-19有識者会議」を設置することになり、4月18日に初会合が開かれたことを報告(別記事参照)。「臨床の立場からさまざまな提言を行い、現場の支援を行っていきたい」とした。
 併せて、同日の午後に、国民の生命と健康に直結する医薬品・医療機器や衛生用品等を国内生産で賄う体制を、梶山弘志経済産業大臣に要望する(別記事参照)考えを示し、その実現に向けた協力を求めた。
 要望書の全文は日医ホームページを参照願いたい。

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 横倉義武会長は4月20日、加藤勝信厚労大臣に「新型コロナウイルス感染症患者特に重症患者の受け入れ病床確保に向けて」を提出しました。

令和2年4月20日

厚生労働大臣
 加藤 勝信 殿
「新型コロナウイルス感染症患者特に重症患者の受け入れ病床確保に向けて」
日本医師会   
会長 横倉 義武

 新型コロナウイルス感染症患者の受け入れ病床を確保するため、各地域において病床確保のための対応が行われていると存じます。今般、日本心臓血管外科学会の有志の心臓血管外科医より、嘆願書が出されました。

 さらなる対応として、新型コロナウイルス感染症重症患者を診るため、特にICUさらに急性期病床の増床と加算、また、そこに従事する医師、看護師、臨床工学士の増員と待遇改善が喫緊の課題です。

 また、併せて下記の2点についても要望いたします。

1.感染患者の病床を確保する目的でとりわけ外科系の診療科に緊急を要しない手術の延期要請

2.N95マスクや感染防護服の早急な補充

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