4月18日に日医内に設置された「日本医師会COVID-19有識者会議」の最近の状況について、5月20日の定例記者会見で、笠貫宏有識者会議副座長(早稲田大学特命教授)が紹介した。
笠貫副座長はまず、5月3日に立ち上げた同会議のホームページについて、現在、国内外から上がってきた情報を評価し、20論文を掲載している他、約21万レビューを得ていることを報告。
また、有識者会議では、実態調査に基づく適正な利用推進を目的として、「COVID‐19感染対策におけるPCR検査実態調と利用推進タスクフォース」を設置するとともに、PCR検査の実態調査結果に基づいた課題の整理と解決法を示した緊急及び長期にわたる国家戦略的な提言として、中間報告書を取りまとめ、ホームページ上で公表していることを紹介した。
加えて、新型コロナウイルス感染パンデミック時における治療薬開発についての緊急提言の他、医学者以外の科学者の有識者からの寄稿や小児の新型コロナウイルス感染症に関する医学的知見の現状等を掲載しているとして、その活用を求めた。
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