日本医師会は11月4日、年末年始に向けて、中川俊男会長が新型コロナウイルス感染症の感染予防の徹底を国民に対して求める動画を、日本医師会ホームページ並びに日本医師会公式YouTubeで公表した。
動画の中で中川会長は、政府の専門家による分科会から示された感染リスクが高まる場面を参考として五つの場面(「飲食を伴う懇親会」「大人数や長時間に及ぶ飲食」「マスクなしでの会話」「寮の部屋など、狭い空間での共同生活」「休憩室、喫煙所、更衣室など、仕事の休憩時間に移動する場所」)を紹介。「これから正月休みなど年末年始を迎え、気も緩みがちであるが、国民の皆さんにはぜひ、それらの場面を避けるなど、新型コロナウイルス感染症のことを正しく理解し、正しく恐れて欲しい」と呼び掛けている。
更に、中川会長は、「引き続き、『手洗い』や『マスクの着用』など、基本的な感染防止対策に努めること」「病気の予防や早期発見・早期治療のためにも、健康に少しでも不安を感じたら、まずはかかりつけ医に相談すること」を要請。「特効薬も無い中で、国民の皆さんの中にはコロナ疲れもあると思うが、感染をこれ以上広げないためにも、ぜひ、ご理解・ご協力をお願いしたい」とメッセージを送っている。
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