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令和4年(2022年)6月30日(木) / 「日医君」だより / プレスリリース

新型コロナワクチンの4回目接種の推進について

 松本吉郎会長は6月29日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の収束を目指すには、引き続きの国民の感染防止対策に加え、ワクチン接種の更なる推進が重要であるとして、国が行っているワクチン接種のより一層の推進に向けて、全国の医師会、会員の先生方に協力を呼び掛けていくとした。

 松本会長はまず、4回目の追加接種では高い重症化予防効果が得られるが、あまり接種が進んでいない状況にあることを指摘。4回目接種の対象者は、60歳以上の者、18歳以上60歳未満で基礎疾患を有する者、その他新型コロナウイルス感染症に罹患した場合の重症化リスクが高いと医師が認める者であるが、令和4年6月27日時点で1回以上接種者は全国民の81.9%、2回接種完了者は80.8%、3回接種完了者は61.7%に達している中、4回目接種者数は全国で37万5,319人(対象となる者の17.2%)と接種が進んでいないことを報告。松本会長は、「新型コロナウイルス感染症の感染防止や重症化予防効果による恩恵が拡がるよう、政府の接種推進に協力していく」と強調した。

 そのためには、通常の診療体制を維持しながら、ワクチン接種に真摯に協力いただいている医療機関に対して行われている補助が重要であることについても言及。特に「個別接種促進のための支援」について触れ、新型コロナワクチン接種の実施期間が令和4年9月30日までであるのに対して、支援を受けられる対象期間が7月末(請求日は7月末を含む8月6日まで算定可能)となっているとして、少なくとも接種の実施期間(9月末)までの延長を国に求めていくとした。

◆会見動画はこちらから(公益社団法人 日本医師会公式YouTubeチャンネル)

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