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令和4年(2022年)9月14日(水) / 「日医君」だより

永岡文部科学大臣と児童のワクチン接種推進に向けた協力を確認

 松本吉郎会長は9月12日に文部科学省を訪れ、8月10日に発足した第二次岸田改造内閣で初入閣を果たした永岡桂子文部科学大臣と初会談を行った。

 冒頭、それぞれの役職就任に祝意を伝え合った後に行われた会談では、まず松本会長が、「日本医師会は今後も政府与党と連携を密にし、惜しまず協力していきたい」としたことに対し、永岡文科大臣は謝意を表明。更に、永岡文科大臣は地元の茨城県の状況にも触れ、鈴木邦彦茨城県医師会長を始めとした医師会の先生方には新型コロナウイルス感染症対応に日々尽力してもらっており、感謝したいと述べた。また、松本会長が「医師会は子どもを中心とした『家族に寄り添う医療』が重要と考えている」と発言したことについても賛意を示した。

 その他、会談では、1)10歳未満の児童の感染増加に伴い保護者の感染も増加している2)5~11歳の小児に対する新型コロナワクチン接種が努力義務化された―ことも話題となり、永岡文科大臣が文科省としても児童のワクチン接種を推進していかなければならないと考えているとしたことに対し、松本会長は、児童の重症化率・死亡率は低いものの、対象年齢の児童については接種を推進し、重症化を未然に防ぐよう努めるべきであるとして、その推進に向けた協力を求めた。

 また、両者は、感染者数の増加が死亡者数の増加につながるとの認識で一致。増加を防ぐためにも、新型コロナウイルス感染症対応を含む地域医療体制の維持が不可欠だとして、永岡文科大臣が各医師会による引き続きの取り組みを要望したのに対し、松本会長は、「今後も、全力で地域医療を守っていく」と応じた。

 更に、松本会長は10月以降に始まるインフルエンザ・新型コロナワクチン同時接種について言及。各地の医師会と連携しながら全力で取り組んでいく考えを伝えた。

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