日本医師会は、2月6日にシリア国境に近いトルコ南東部で発生した、マグニチュード7.8の地震に対する支援の一環として、被災地で緊急支援活動を行っているAMDA(The Association of Medical Doctors of Asia)に対し、支援金として500万円(トルコ医師会への義援金300万円含む)を提供した。
今回の地震を受けて、AMDAでは医師1名、看護師1名、調整員1名による医療チームを編成し、2月11日に日本を出発。13日にはトルコ医師会を訪問して、松本吉郎会長名のお見舞い状と共に、義援金をシェプネム・ピンジャンジュ会長に手渡した。
ピンジャンジュ会長からは、「遠い日本から義援金と手紙をお届け頂き、本当に感謝しています。大変な時に共にいてくれてありがとうございます。今後の被災地での支援活動にも感謝します」との謝意が述べられた他、東日本大震災でトルコ救援隊による支援活動が行われた経緯も踏まえ、「これからも世界で災害が起きた時には、国を超えて皆で助け合いましょう」との呼び掛けがあったという。また、義援金は物資を現地に運ぶ車両の購入に充てられる予定とのことである。
その後、同医療チームはトルコ医師会の推薦状を得て被災地であるアダナに赴き、アダナ医師会を訪問。セラハッティン・メンタス会長と面談し、協力して支援活動を行うことを確認。拠点には日本医師会の旗を掲げるとともに、日本医師会とAMDA両方の名前が入った腕章を着けて支援活動を続けている。
なお、日本医師会では、全国の医師会及び会員からの支援金を呼び掛けている。ぜひ、ご協力願いたい。
問い合わせ先
日本医師会 国際課 TEL:03-3946-2121(代)