令和6年(2024年)2月20日(火) / 「日医君」だより / プレスリリース / 日医ニュース
釜萢常任理事を次期参議院選挙比例区(全国区)の推薦候補者として擁立することを決定
日本医師連盟
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日本医師会の政治団体である日本医師連盟(以下、日医連)は1月31日、記者会見を行い、前日30日に開催された日医連執行委員会において、釜萢敏常任理事(日医連常任執行委員)を来年7月に行われる予定の次期参議院選挙比例代表選挙の推薦候補者に決定したことを公表した。
釜萢常任理事は群馬県出身で現在70歳。日本医科大学卒業後、高崎市内で小児科医院を開業。平成9年に高崎市医師会理事に就任後、同医師会副会長を経て、平成17年に同医師会長に就任。平成23年からは群馬県医師会参与、平成26年からは日本医師会常任理事を務めている。コロナ禍においては、政府の新型コロナウイルス感染症に係る会議の委員を務め、政府のコロナ政策の策定に携わった他、テレビ番組にも多く出演し、日本医師会の考えなどについて説明を行ってきた。
会見に同席した松本吉郎日医連委員長は、釜萢常任理事を日医連の組織内候補として擁立することを日医連執行委員会の総意として決定したことを報告。その上で、日本医師会の考える国民の生命と健康を守るための医療政策を実現させるためには、組織内候補は不可欠な存在であるとするとともに、組織内候補には、(1)圧倒的な支持が期待できる力量、すなわち、ポテンシャルがある、(2)地域医療に携わり、地域医療が抱える課題にしっかりと取り組んでいる、(3)幅広い人脈を持ち、今後大きく人脈を築いていく能力がある―ことなどが求められると指摘。そうした意味においても釜萢常任理事は、これらの条件を十分に満たしていると強調した。
また、今後については、今回の決定を踏まえて、自民党の公認を得るべく、活動を展開していく意向を示した。
会見に同席した須藤英仁群馬県医師連盟委員長は、高崎市医師会長、群馬県医師会参与として、地元の地域医療のために活動してきた釜萢常任理事の取り組みを紹介。「釜萢常任理事は余人をもって代え難い方だ」と述べるとともに、今回の釜萢常任理事の決断を重く受け止め、積極的に支援していくとした。
続いて、釜萢常任理事が今後の抱負などを説明。「日本の医療や介護提供体制は世界に比べて優れていることは明らかであるが、人口が減少し、急激な少子化が進む中で、この優れた体制を維持していくことは容易なことではない。大変微力ではあるが、何とかこの優れた体制を少しでも長続きさせるために全力で取り組んでいきたい」とその決意を語った。
その後の記者との質疑応答の中で釜萢常任理事は、今回の決断をした時期について、昨年末であったことを明らかにするとともに、決断した理由については、診療報酬の改定に関わるさまざまな動きの中で、組織内候補の重要性を改めて痛感し、その継続性と強化を図る必要があると考えたからだと説明。また、議員になって取り組みたいこととしては、「これから医師を目指す方々にとって、より良いシステムを構築していく」「限りがある財源の中で、全体をよく見て、バランスを取りながら、多くの方の納得の下、必要なところに必要な財源を手当てしていく」の2点を挙げた。
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