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令和6年(2024年)6月20日(木) / 日医ニュース

地域包括ケア推進委員会答申「地域共生社会を実現する地域包括ケアの実践へ向けて」

令和4・5年度会内委員会答申・報告書(全文は日本医師会ホームページ「メンバーズルーム」に掲載)

地域包括ケア推進委員会答申「地域共生社会を実現する地域包括ケアの実践へ向けて」

地域包括ケア推進委員会答申「地域共生社会を実現する地域包括ケアの実践へ向けて」

 地域包括ケア推進委員会はこのほど、答申を取りまとめ、池端幸彦委員長(福井県医師会長)から松本吉郎会長に提出した。
 本答申は、会長諮問「地域共生社会を実現する地域包括ケアの実践へ向けて」を受け、計7回の委員会で検討を重ねた結果、取りまとめられたものである。
 本答申は、「1.はじめに」「2.田中滋先生ご講演録」「3.取組事例(分野別)」「4.おわりに」「索引(実施主体別)」「参考資料」で構成されている。
 「2.田中滋先生ご講演録」では、わが国における地域包括ケアシステムに関する研究の第一人者である田中滋埼玉県立大学理事長/慶應義塾大学名誉教授より「共生社会構築に役立つ地域包括ケアシステムの機能とは」と題してご講演頂き、医師や医師会が地域包括ケアを実践していくための役割や心構えについて大変示唆に富む内容であったことから、本答申において講演録として掲載したものとなっている。
 「3.取組事例(分野別)」では各委員より提出された48の地域における取り組み事例について、「医療・介護連携」「ACP、看取り」「介護予防、健康づくり」「認知症」「社会的処方・社会的機能」「生活支援、就労支援」「自然災害発生時・新興感染症のまん延時」「困難事例」の八つの分野に分けて掲載している。
 また、本委員会では医師会が独自に行っている地域包括ケアシステムの取り組みに関する事例の収集を行い、28都道府県医師会より122の事例が寄せられた。
 これら事例については、全国の医師会における取り組みの現状が記された貴重なデータ集であり、広く参考になる資料であることから、本委員会答申における「参考資料」として答申には一覧を掲載し、取り組み事例そのものに関しては日本医師会ホームページのメンバーズルームにて公表することとした。

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