角田徹副会長は8月7日の定例記者会見で、日本医師会が日本医学会と協力して発行している英文オンラインジャーナル「JMA Journal」が、ジャーナル・インパクトファクター(Journal Impact Factor=JIF)を取得したことを報告した。
同副会長は、JIFについて、「ジャーナルに掲載された論文が平均的にどれくらい引用されたかを示す指標であり、ジャーナルの影響力を示す指標として利用されている」とし、クラリベイト社が今年6月20日付で発表したところによると、「JMA Journal」のJIFは1.5であったと説明。世界各国の研究者が利用する総合学術論文データベース「Web of Science」などを通じて、今後、更に国際的な注目が集まるよう期待を寄せた。
また、「JMA Journal」は、臨床医学や基礎医学、公衆衛生学等、医学・医療の全般をカバーする総合医学雑誌であり、医療政策やオピニオン等、臨床以外の投稿も広く受け付けていること、「JMA Journal」公式サイトで全文が公開されていること、当面の間は論文の投稿料、掲載料、オープンアクセス料等、一切無料であることを紹介。更に、現在、医学におけるAIの利用に関する特集を企画し、各領域のエキスパートに総説論文等の執筆を依頼しているとして、医学AIに関する研究者からの投稿も広く募集していることを強調した。
角田副会長は、「今後も、国内外の医学研究者や医療従事者の皆様にとって信頼できる貴重な情報源となるよう、掲載論文の質を高め、更なる成長を目指していく。世界的な医療水準の向上に貢献できるよう、より一層の努力を続けたい」との姿勢を示した。
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