長島公之常任理事は8月6日の記者会見で、マイナ保険証がスマートフォンに搭載されたことへの対応について、現状や誤解しやすい点を詳説し、その周知に対する協力を求めた。
まず、スマートフォンに搭載されたマイナ保険証の利用について、医療機関側での準備も含めた今後のスケジュールを概説。現在は一部の医療機関において実証事業を実施している段階であり、全医療機関へ向けたスマートフォン対応機能の解放は本年9月以降となるが、「9月以降に全ての医療機関で利用できるようになるということではない」と強調した。
更に、6月24日からiPhoneにマイナンバーカードの機能を搭載できるようになったことをきっかけに、マイナ保険証を持たずにスマートフォンのみを持参する患者が見受けられるようになったとの声が寄せられていることを受けて、スマートフォンでのマイナ保険証利用に対応していない旨を知らせるためのポスターを日本医師会で作成したことを説明。その上で、同常任理事は、本制度の正式稼働後にスマートフォンを利用して受診することを考えている患者に向けて、「まずは一度『マイナ保険証』と『スマートフォン』の両方を持参して医療機関を受診し、スマートフォンに搭載したマイナ保険証を利用することができるのかを確認して欲しい」と訴え、報道各社に対して、国民への周知に協力を求めた。
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