交流ひろば

ザンビア・ブリッジプロジェクト
~9,500人を救う診療所をザンビアに~

ザンビア・ブリッジ企画

IFMSA-Japan(国際医学生連盟 日本)に所属するAfrica Village Projectが2017年4月より取り組んでいるザンビア・ブリッジ企画。ザンビア共和国のマケニ村に診療所を建設するために、斬新な方法で挑戦を続けています。

 

マケニ村には診療所はありません。大きなお腹を抱えた妊婦さんは安全な出産を求めて“最寄り”の診療所まで4時間の距離を歩き、やけどを負った村人は布切れで患部を覆い痛々しい状態で治療を待っています。マラリアのように適切な処置によって治るような病気にも多くの人がもがき苦しんでいたのです。

同じ人間なのにどうして私たちとはこんなに違うのだろう。今の私たちにも何かできるんじゃないか。そう思い、診療所の建設支援を決意しました。

これまで何の経験もない学生が、どうやって建設に必要な資金を集めていくのか。唯一のアイデアは、「ザンビアの良さを発信していく」ということでした。当初、たった数人だったメンバーは会う人会う人にこの想いを伝えていきました。

これが奇跡のような出会いの数々を起こしていきます。

日本国内でザンビアの文化を様々な方法で発信している方とお会いし、彼の考えたザンビア風お好み焼きのレシピを頂き、そのお好み焼きを販売することにしました。やることが決まってからは、ひたすら駆け抜けました。資格のない学生による飲食店出店のハードルは高かったのですが、想いに共感してくれた方のご厚意により、なんとか秋田の小さな町で第1回出店を果たしました。

その後は支援の輪が秋田から全国各地に広がり、これまでに2,000食以上のザンビア風お好み焼きを販売しました。

先日は、東北三大祭りの一つである秋田の竿灯祭りでもお好み焼き販売を行いました。

「かわいそうだから…という負の側面だけに目を向けるのではなく、この活動を通してザンビアの暮らしや文化、人々の温かさに魅力を感じてほしい。」そういった強い想いで活動してきました。

ザンビアの魅力は非常に多くの方々に届き、これまで活動の軸にしてきた“食”を超え、アフリカ人留学生とのコンサート企画やザンビアの布を使った手芸品作りなど幅広く取り組んでいます。これまでに集めた資金で、診療所で働く医療従事者のためのスタッフハウスの建設がスタートしています。

また、ザンビア・ブリッジ企画ではクラウドファンディングにも挑戦し、157名の支援者の方から168万3千円のご支援を頂きました。

今後の予定としては、10月13日の「スーリールファム秋フェス」と、11月11日「子育てメッセ」にてザンビアのチテンゲ雑貨販売を行う予定です。

現地の方とより密に連携を取りながら、持続可能性を意識した支援を続けたいです。そして、いつかこの診療所で日本の医療関係者が研修できるようになることも夢見ています。

 

 

「学生中心で診療所建設に挑戦しています!」

ザンビア・ブリッジ企画は、全国各地の医療系学生を中心としたメンバーで診療所建設に取り組んでいます。私たちが目指している支援の形は、ザンビアの良さをザンビア風お好み焼き、アフリカ音楽ライブ、写真展などを通じて日本人に伝え、診療所を建設することです。現地の方とのやりとり、日本で支援をお願いするにあたっては、想像していたよりも多くの困難に直面しました。ですが、たくさんのかけがえのない出会いや様々な方々のご協力、ご支援により少しずつ建設が前に進んでいます。今年度は都内でイベントを開催し、クラウドファンディングにも挑戦するなど活動の幅がより広がりました。私たちの目標は、2020年までに必要な施設の建設が完了し診療所の運営が開始されることです。今後も一層精進して実現できるように活動していきます。私たちの活動に興味がある方は、ぜひ一度ご連絡をください。

ホームページhttps://zambiabridge2017.wixsite.com/zambiabridge-avp

クラウドファンディングページhttps://readyfor.jp/projects/zambiabridge

メールアドレス:zambiabridge2017[a]gmail.com([a]をアットマークに変えてください)