横倉義武会長は1月6日、石川憲全国老人福祉施設協議会長の表敬訪問を受け、会談を行った。
全国老人福祉施設協議会は、老人福祉及び介護事業の健全な発展と国民の福祉の増進に寄与することを目的として、大正14年の第1回全国養老事業大会を礎に活動を続け、平成21年に公益社団法人として設立。全国1万2000施設・事業所と約33万人の従業者、140万人の利用者が所属する団体であり、日医と福祉系の団体が正式な会談を行うのは初めてのこととなる。
会談では、石川全国老施協会長が、同協議会の活動内容を説明するとともに、平成30年度の診療報酬・介護報酬の同時改定を見据え、「医療と介護の連携を深めるべく、定期的に意見交換を行いながら連携を取っていきたい」と要望。これを受けて、横倉会長は、「本年を地域包括ケア元年と考えて、活動を進めている。日医と全国老施協が協力関係を築き、地域包括ケアシステムをつくり上げていきたい」と応じた。
なお、会談には日医から介護保険・福祉担当の鈴木邦彦常任理事も同席した。