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令和6年(2024年)6月20日(木) / 「日医君」だより / 日医ニュース

令和6年能登半島地震に対する日本医師会災害医療チームの活動を5月末で終了

令和6年能登半島地震に対する日本医師会災害医療チームの活動を5月末で終了

令和6年能登半島地震に対する日本医師会災害医療チームの活動を5月末で終了

 日本医師会は5月28日に開催された「令和6年能登半島地震」第14回災害対策本部会議で、日本医師会災害医療チーム(以下、JMAT)の活動を今年の5月末で終了することを決定した。
 日本医師会では元日の能登半島地震発災直後より、都道府県医師会の協力の下、JMATを組織するとともに災害対策本部会議を通して情報共有し、被災地支援を続けてきたが、医療支援ニーズの変化を踏まえ、災害対策本部会議で5月末での活動終了を提案し、了承された。
 オンラインであいさつした安田健二石川県医師会長は、「松本会長を始めとする日本医師会執行部及び事務局、全国から派遣されたJMATに心からの御礼を申し上げる」とし、1日当たり約1万2000人によってさまざまな場所で支援が展開されたことに改めて感謝の意を表明。高齢者が多い地域での震災であったことを踏まえ、今後の災害対策に福祉も位置付けていくことを政府に求めていきたいとした他、この経験が次の震災に生かされることに期待を寄せた。
 日本医師会では今後、「次世代の災害医療」をテーマとしたシンポジウムや「令和6年能登半島地震JMAT活動報告会」を開催するとともに、JMATのあり方について会内の救急災害医療対策委員会で検討を行い、それを踏まえて、「JMAT要綱」及び「災害医療支援業務計画」を改正し、JMAT研修や防災訓練も行うことにしている。

◇シンポジウム「次世代の災害医療」

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