赤ひげ大賞
赤ひげ大賞とは
地域に貢献する医師を表彰
地域に密着して人々の健康を支えている医師の功績を顕賞し、広く国民に伝えるとともに、次代の日本を支える地域医療の大切さをアピールする事業として平成24年に創設しました。
全国の都道府県医師会から推薦された候補者から、毎年5名の大賞受賞者と若干名の功労賞受賞者を選考委員会で選定し表彰しています。
主催:日本医師会、産経新聞社
後援:厚生労働省、フジテレビジョン、BSフジ
協力:都道府県医師会
特別協賛:太陽生命保険
第13回「日本医師会 赤ひげ大賞」受賞者のご紹介
「赤ひげ大賞」受賞者(5名)
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中村 伸一(なかむら しんいち)医師 61歳
[福井県]おおい町国民健康保険名田庄診療所 所長
人口約2000人の地区唯一の診療所で30年以上勤務を続けている。1991年に診療所、村役場住民福祉課、社会福祉協議会の全職員からなる「健康と福祉を考える会」を結成し、多職種による訪問調整・事例検討会、在宅ケア講座、ボランティアグループ結成など、保健・医療・福祉の連携を実現。住民とともに活動することを目指し、国保診療所と国保総合保健施設が一体化した「あっとほ~むいきいき館」の創設にも尽力した。地域医療研修の研修医を受け入れ、後進の育成にも熱心に取り組む。
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早川 富博(はやかわ とみひろ)医師 73歳
[愛知県]愛知県厚生農業協同組合連合会足助病院 名誉院長
1996年に赴任し、訪問診療にも従事。過疎地の在宅療養者を見守るべく、画像・音声・生体情報の双方向通信が可能なシステムを開発した他、電子カルテを導入するなど、医療・介護の情報ネットワークの構築に努めてきた。住民健診にも30年近く従事し、健康啓発活動を行うとともに、2010年には「三河中山間地域で安心して暮らし続けるための健康ネットワーク研究会」を設立して地域住民、保健・医療・福祉・介護サービス事業者、行政、各種団体等と連携した活動を展開している。
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中村 正廣(なかむら まさひろ)医師 76歳
[大阪府]中村クリニック 理事長
かかりつけ医を志して開業し、クリニックの上に住まいを設けて約30年、時間外も患者に対応してきた。患者が最期まで住み慣れた街で過ごせるよう、地区医師会を通じて在宅医療の体制充実に注力。多職種連携、災害時の在宅医療体制の構築にも大きな役割を果たした。在宅医療の最終段階は「まちづくり」であるとして、地元商店街の中に高齢者や児童など多世代が交流する場である「新道パトリ」を私財を投じて開設、今では医療・介護・地域・各種団体との連携基盤となっている。
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高垣 有作(たかがき ゆうさく)医師 66歳
[和歌山県]国保すさみ病院 顧問
2055年の日本の高齢化率に既に達しているすさみ町において、限られた医療資源を効率的に活用するため、広報や講演などを通じて地道な啓発活動を行い、多かった休日・時間外の不要不急の受診を60%まで減少させた。2009年からは医師搬送型の新型ドクターカーの運用を行う一方、予防医療を推進し、臓器別にとらわれない総合診療を実践した他、赤外線センサーを用いて在宅での見守り体制も整備し、18年間で町の健康寿命を延伸させた。
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間部 正子(まべ まさこ)医師 97歳
[熊本県]間部病院 理事
1957年に耳鼻咽喉科を開業。周辺に医療機関が少ないため、医師の義父・夫と共に内科や外傷処置、帝王切開手術助手、予防接種、健康指導にも従事し、80床の病院に拡張してからは、増加する診療時間外受診、救急車搬送患者にも24時間・365日体制で対応してきた。また、実習病院として准看護師の育成に携わり、長年、地域の学校医を務めるばかりでなく、特別養護老人ホームやデイサービスセンターを設立するなど、地元の医療・福祉に多大な貢献をしている。
「赤ひげ功労賞」受賞者(14名)
加藤 輝夫(かとう てるお)[北海道]市立函館南茅部病院 院長
小笠原 真澄(おがさわら ますみ)[秋田県]大湯リハビリ温泉病院 院長
高玉 真光(たかたま まさみつ)[群馬県]老年病研究所附属病院 理事長
小暮 堅三(こぐれ けんぞう)[東京都]小暮医院 名誉院長
土肥 直樹(どい なおき)[神奈川県]相模原市国民健康保険内郷診療所 所長
中村 國雄(なかむら くにお)[富山県]中村記念病院 理事長・院長
紀平 章代(きのひら あきよ)[静岡県]紀平クリニック 副院長
渡辺 康介(わたなべ こうすけ)[京都府]渡辺西賀茂診療所 理事長
武地 幹夫(たけち みきお)[鳥取県]江府町国民健康保険江尾診療所 所長
土手 慶五(どて けいご)[広島県]安佐医師会病院 病院長
吉田 修(よしだ おさむ)[徳島県]さくら診療所 勤務医
今井 洋子(いまい ようこ)[愛媛県]奥島病院 非常勤医
麻生 宏(あそう ひろし)[大分県]麻生小児科医院 理事長
徳留 一博(とくどめ かずひろ)[鹿児島県]
- 順序は北から・敬称略。受賞者の年齢は2025年1月8日現在。
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