2017年12月1日
第5回日本医師会赤ひげ大賞受賞者のご紹介(順列は北から)
第5回日本医師会赤ひげ大賞受賞者のご紹介(順列は北から)
■秋田県医師会 下田 輝一(しもだてるかず)医師 73歳 | |
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山内診療所院長 |
無医村の診療所への勤務を希望し赴任、以来27年にわたり地区唯一の医師として山村の住民の健康を保持。旧山内村には公共交通機関がないため、本院から12キロ山奥にも診療所を構え週1回診療を行う他、父親の代より引き継がれた診療所も含め3カ所の診療所を守る。往診も行っており、看護師・介護士・ケアマネジャーと共に患者さんや家族の相談に応じ、何かあれば、昼夜を問わず駆け付ける。村民を愛し、村民から愛される地域医療に魂を注ぐ医師。
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■茨城県医師会 大森(おおもり) 英俊(ひでとし) 医師 62歳 | |
大森医院院長 |
祖父の代からの無床診療所を継承したが、公共交通機関が乏しく具合が悪くなるほど医療機関にかかりにくいことから在宅医療のできる環境を整備。また、診療所を有床化し患者のニーズに臨機応変に対応している。小さな集落には巡回診療も行う他、老人ホームやグループホームも運営する等、高齢者が一人きりにならないような環境づくりに尽力。年間30人程の医学生を研修生として住み込みで受け入れ、過疎地域の医療の実情に触れる機会を提供している。
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■神奈川県医師会推薦 明石(あかし) 恒浩(つねひろ) 医師 63歳 | |
ザ・ブラフ・メディカル&デンタル・クリニック院長 |
医療費や言葉の壁により受診が難しいアジア周辺や欧米人など在住外国人に英語やタガログ語等、多言語を駆使して丁寧に対応し、地域住民も含め、信頼と安心を与えている。横浜市中区は外国人労働者も多く、病状に関係なく同クリニックに救急搬送されることもよくあったという。病気や予防接種だけでなく、時に、時間外でも患者からの医療相談メールに応えるなど、医療機関の枠を超えた支援を行っている。
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■京都府医師会 大森(おおもり) 浩二(こうじ) 医師 60歳 | |
大森医院院長 |
投薬に頼らず食事などでの改善を基本方針に、患者や家族と十分な対話を行い、家族全員の健康を預かる地域のかかりつけ医として親しまれている。医療環境が充実している都市部にあっても、単身高齢者など医療から取り残されている患者の「生き方」の選択を支える在宅医療に取り組む他、多岐にわたる相談に応じるため「日本プライマリ・ケア学会指導医」の資格を取得。〝慈父〟のように患者や家族に寄り添う医療を模索し続けている。
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■鹿児島県医師会 瀬戸上(せとうえ) 健二郎(けんじろう) 医師 75歳 | |
薩摩川内市下甑手打診療所前所長 |
医療応需体制が未整備の離島に赴任後、38年にわたり、離島・へき地医療の充実と向上に尽力。船便での往来しかできない環境にあって救急医療体制を整備、更に本土と遜色なく医療が受けられるよう、がん手術や人工透析も行える体制を整えた取り組みは全国から評価され、見学者が多数訪問。全国各地から医学生や臨床研修医も受け入れ、人材育成にも貢献している。75歳の高齢ながら、現在も診療に従事し、島民から絶大な信頼を得ている。
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