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平成28年(2016年)8月5日(金) / 「日医君」だより / プレスリリース / 日医ニュース

第24回参議院議員選挙の結果を受けて

 横倉義武会長は、7月10日に行われた第24回参議院議員選挙の結果を受けて、日医の見解を公表した。
 まず、同会長は、政権与党が過半数を大きく上回った今回の選挙について、政策を実行できる安定した政権基盤が形成されたとし、「安定した社会は経済成長を促す。社会保障の充実によって、子育てや老後に不安を抱える多くの国民に安心を示すことで、安倍政権が掲げる経済の好循環が実現する」と強調。経済成長の実感が社会全体に行き渡ることが求められるとし、国民の期待を実現するためにも、社会保障の充実を安倍政権に強く求めていくと述べた。
 日本医師連盟の組織内候補として自民党の比例区から立候補していた自見はなこ氏が21万562票を獲得して初当選を果たしたことについては、「勤務医、女性医師、若さという、これまでのイメージを一新する視点で蒔いた種がひまわりの花を咲かせた」と評価する一方、得票数については十分ではないとの見方を示し、医師連盟や医政活動のあり方を再検討し、改革する必要があるとした。
 160805c2.jpg今後については、「自見氏と羽生田俊参議院議員が車の両輪となり、更に東京都選出の武見敬三参議院議員を含めたトロイカ体制により、国会の場で日医の主張をより一層理解して頂くと同時に、国民が安心して医療や介護を受けられる社会へ向けて力強く発信できる」と期待を寄せた。
 更に、自見氏と共に自民党比例区から立候補し当選した5名の医療・介護関係の議員や、公明党や民進党から当選した医師である4名の議員とも、より良い社会保障の実現のために協力していくとの考えを示した。
 また、同会長は、自民党比例区では、立候補した医療・介護関係の7人で92万票を超える票を獲得し、6名もの当選を得られたことについて、「医療や介護に対する国民の関心が極めて高いことの表れであり、政府や行政の方々には重く受け止めてもらいたい」と総括するとともに、引き続き、社会保障の充実に向けて働き掛けを強めていくとした。

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