日本医師会は国民の皆様の健康を守ります。
なんでも相談できる上、最新の医療情報を熟知して、必要な時には専門医、専門医療機関を紹介でき、身近で頼りになる地域医療、保健、福祉を担う総合的な能力を有する医師。
●かかりつけ医は、日常行う診療においては、患者の生活背景を把握し、適切な診療及び保健指導を行い、自己の専門性を超えて診療や指導を行えない場合には、地域の医師、医療機関等と協力して解決策を提供する。
●かかりつけ医は、自己の診療時間外も患者にとって最善の医療が継続されるよう、地域の医師、医療機関等と必要な情報を共有し、お互いに協力して休日や夜間も患者に対応できる体制を構築する。
●かかりつけ医は、日常行う診療のほかに、地域住民との信頼関係を構築し、健康相談、健診・がん検診、母子保健、学校保健、産業保健、地域保健等の地域における医療を取り巻く社会的活動、行政活動に積極的に参加するとともに保健・介護・福祉関係者との連携を行う。また、地域の高齢者が少しでも長く地域で生活できるよう在宅医療を推進する。
●患者や家族に対して、医療に関する適切かつわかりやすい情報の提供を行う。
日本医師会では「健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介してくれる身近にいて頼りになる医師のこと」をかかりつけ医と呼んでいます。
いざという時に困らないためにも、健康診断などに行く機会を利用して、自宅や職場の近くに、かかりつけ医を見つけておきましょう。
かかりつけ医を持つことで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
日頃のみなさんの健康状態を知っていて、気軽に何でも相談できるかかりつけ医がいれば、体調などに関して何でも相談できるので、必要なら医療面で早めの対策がとれますし、専門家を的確に紹介できます。かかりつけ医がいない場合、一般の方々が自己判断で受診を手控えたり、延期したり、あるいは、間違った対応策をとっているうちに重症化してしまうといったことが起きることがありますが、それも防ぐことが出来ます。
日本医師会が行った調査※によっても、かかりつけ医を持っている人は受けた医療に対する満足度が高く、検診の受診率も高いという結果が出ています。
日本では4人に1人以上が65歳以上の高齢者という、超高齢社会となっています。
国では、その状況に対応するため、高齢者が可能な限り住み慣れた地域で暮らしていけるよう、医療、介護、福祉などのサービスを一体的に提供できる体制の構築を進めています。
日本医師会では、かかりつけ医がその中心的な役割を果たすべきであると考えており、皆さんにかかりつけ医をもつことを呼び掛けるとともに、よりよい医療を提供できるよう、その能力を維持・向上させるための研修会を開催しています。
地域に密着し人々の健康を支えているかかりつけ医をご紹介しています。
ぜひご覧ください。
●チラシ「かかりつけ医って、なぁに」PDF(1.3MB)
※ダウンロードしてご利用ください。