交流ひろば

次世代イノベーター集団 inochi WAKAZO Project

inochi WAKAZO Project

●inochi WAKAZO Projectとは

inochi WAKAZO Projectは「若者の力でいのちを守る社会を創る。」というミッションの下、「医療者になる前の私たち若者だからこそ救えるいのちがある」という想いを持ち活動する、次世代イノベーター集団です。現在、約150名のメンバーが在籍し、医療系学生を中心として、非医療系学部、さらには海外大学のメンバーなど、非常に多様性のある団体となっています。 

メインとなるプロジェクトは大きく分けて二つあり、一つが、中高生と共にヘルスケアに関する課題解決を行う「inochi Gakusei Innovators’ Program」、もう一つが、万博を起爆剤として新たないのちの救い方を実装する「WAKAZO」です。

●inochi Gakusei Innovators’ Programとは

inochi Gakusei Innovators’ Program(以下、i-GIP)は、毎年一つのテーマを選出し、中高生のチーム(2~4人)と大学生メンターが二人三脚で、約5か月間に渡り課題解決を行うプログラムです。

現在、関西・関東・金沢・徳島の4地域で事業を展開しており、関西・関東が「フレイル」、金沢が「心臓突然死」、徳島が「産後うつ」をテーマとして取り上げ、今守れないいのちを守るためのプランを創出するべく活動しています。

●i-GIP KANSAI代表のメッセージ

皆さんは、私たち若者だからこそ守れる「いのち」があることをご存じですか?

私はこのプロジェクトに出会うまで、いのちを救うことができるのは現場にいる医療従事者だけだと思っていました。しかし、実際にこのプロジェクトで当事者・関係者の方々との対話を通して、医療従事者が救えるいのちには限界があることに気付きました。私はこの限界を超えていく存在が若者だと考えています。私たちは、このプロジェクトを通じ、若者の持つ柔軟な発想力と、大人に負けない熱意で今なお苦しむ人々を救います。

今後、i-GIPを全国に展開していく予定ですので、私たちと共に若者の力でヘルスケアの課題を解決したい方は、ぜひお声がけください。

●WAKAZOとは

WAKAZOは、「誰もがいのちを守り合う、新たな未来を創造する」をミッションに、私たちが考案した新規社会システム「inochiのペイフォワード」を社会に普及させることを目標に活動しております。「inochiのペイフォワード」とは、人々が誰かのいのちを守りたいという思いからヘルスケアデータを提供して、研究・開発が進み、社会全体でいのちを守り合うことを達成する未来のデザインです。

「いのち輝く未来社会のデザイン」がテーマの2025年大阪・関西万博でこの概念の大規模実証実験を行い、それをステップに社会に実装することを目指しています。

●WAKAZO代表のメッセージ

献血のように、「誰かのいのちを守りたい」という想いからヘルスケアデータが提供されることで誰かのいのちを守ることができると同時に、提供したデータの解析により提供者のいのちも守られる。このような「いのちを守り合う循環」が生まれる社会こそ、私が提案・実現したい未来像です。

世界80億人が集う万博を通して、WAKAZOから若者の躍動を世界中に伝播させるための第一歩として、まずは今年の12月頃「inochiのペイフォワード」のプレ実証実験を行います。ぜひお越しいただき、一緒に若者の手でいのちを守り合う未来を創っていきませんか?

●inochi WAKAZO Projectの目指すべき未来

inochi WAKAZO Projectでは、「ヘルスケア」が広がる未来社会を若者から実現するために活動しています。そのためには、i-GIPが取り組む目の前にある課題を解決する「課題解決型」、WAKAZOが取り組む跳躍的に未来を創造する「未来提案型」、両方の思考・行動を絡めてこそ、新たな未来を創っていけるのだと思っています。

11月21日(日)には、本年度の活動の集大成である「inochi万博フォーラム」が開催されます。市民から社会に働きかけ、若者から創り出すヘルスケアの新たな未来をぜひご覧ください。

WEBhttps://inochi-wakazo.org/

Twitterhttps://twitter.com/inochigakusei

Instagramhttps://www.instagram.com/inochi_gakusei/?hl=ja

Email:info[a]inochi-gakusei.com([a]をアットマークに変えてください)

 

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(写真左)当事者へのインタビュー。
(写真中央)i-GIP参加者によるプレゼン。
(写真右)inochi万博フォーラムにて、「inochiのペイフォワード」の構想を発表・議論。

 

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大西 統也
inochi WAKAZO Project共同代表
i-GIP KANSAI代表
滋賀医科大学医学部
医学科2年

 

 

2

木島 優美
inochi WAKAZO Project共同代表
WAKAZO代表
東京医科歯科大学医学部
医学科3年

 

 

※寄稿:2021年5月
※寄稿者の所属は寄稿時のものです。