日本医師会の取り組み 
日本医師会医学図書館

遠隔地からも様々な形でサービスを利用できます

日本医師会会員のための医学に関する図書が充実した図書館があります。

日本医師会ならではの蔵書

日本医師会会員のための図書館を紹介します。会員の日常診療や生涯学習、研究活動を広く支援することを目的として、日本医師会医学図書館では様々なサービスを提供しています。

1949年に開設され、1971年に大学附属図書館に準ずる機関として文化庁に認可されました。1990年より、東京都文京区にある日本医師会館の地下1〜2階にスペースを構えています。蔵書は約11万冊で、約1000タイトルの国内外の雑誌も取り揃えています。「医史学」「医政」「医療経済」の3テーマを収集方針としていることから、これらの書籍が特に充実している点が、医師会の図書館ならではの特色といえます。

雑誌は、特定の分野や診療科に特化したものというよりは、主にコアジャーナルを中心に国内外のタイトルを収集しています。これは、多くの医師に幅広く利用していただきたいという考えに基づいているためです。開設当初から雑誌のバックナンバーはすべて保存してあり、厚生労働省の報告書や白書も充実しています。

また、日本医師会がこれまで出してきた『日医ニュース』『日本医師会雑誌』などの情報誌・機関誌の保存事業も行っています。

来館しなくても利用できる

日本医師会医学図書館は直接足を運ばなくても、日本医師会ホームページ・郵便・FAXから、各種サービスの申し込みができるようになっています。そのため、大学図書館から離れた場所で勤務・開業している医師なども時間を気にせず活用することができます。新型コロナウイルス感染症の感染拡大以前から、来館による利用は全体の10%以下で、全国各地から遠隔サービスの申し込みを受け付けています。

2020年以降の緊急事態宣言の期間中に、大学図書館などが来館による利用を一時休止した際にも、日本医師会医学図書館の遠隔サービスは力を発揮しました。

 

図書館サービス申込方法別構成割合(令和2年度実績)

 

資料のコピーが自宅に届く

最も利用されているのが「文献複写サービス」です。これは、希望した雑誌や書籍のコピーを郵送してもらえるサービスで、蔵書はもちろんのこと、他の大学図書館や国立国会図書館、海外の図書館などと連携してコピーを入手することができます。複写サービス利用の16.2%は他館より取り寄せており、大学図書館も参加している図書館間相互協力システム(NACSIS-ILL)において、複写依頼を数多く行っている図書館の一つとなっています。

その他、希望した雑誌の最新号の目次コピーが定期的に届く「コンテンツ・サービス」、特定のテーマに沿った文献を案内する「文献調査サービス」、宅配便での貸し出しも可能な「図書貸出サービス」などがあります。

 

複写サービス利用状況の内訳(令和2年度実績)

 

サービスの利用方法

文献複写サービスは、書誌事項(誌名・巻数・ページ・発行年・著者名・論題)を指定し、申し込みます。複写物はすべて郵送で送付され、受付後、1週間から10日で受け取れます。複写料金は複写物のサイズごとに異なります。

文献調査サービスは、調査内容や調査を希望するキーワードなどを指定し、申し込みます。調査結果は受付後1週間ほどで郵送され、費用は送料のみかかります。

図書貸出サービスは、書籍名や著者名、出版社名、出版年を指定し、申し込みます。貸出図書は宅急便で届き、貸出期限は2週間です。返却時の送料は各自の負担となります。

日本医師会の会員になると、誰でも医学図書館を利用することができます。臨床研修医の皆さんは、研修期間中の日本医師会の会費が無料です。医学生の皆さんも、ぜひ日本医師会の会員になって医学図書館を活用してください。

 

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※取材:2022年1月
※取材対象者の所属は取材時のものです。