今回の特集では、前回の第43号（2022年10月発行号）に引き続き、臨床研修後の医師のキャリアについて紹介していきます。

医師のキャリアには多様な選択肢がありますが、やはりある程度の年次までは、医局などに所属して臨床経験を積んでいくという人が多いと思います。そのためその先の進路として、開業する・市中病院に勤務する・大学教授を目指す、といった選択肢も視野に入ってくるでしょう。

しかし、医学生の皆さんにとっては、専門研修を経て専門医資格を取得するあたりまではイメージができても、それ以降の、ある程度経験を積んだ先のキャリアについて具体的にイメージするのは難しいかもしれません。そこで今回は、開業医・市中病院の院長・大学教授として活躍されている先生方に、その道を選んだ理由や、これまで経験してきたこと、今の仕事のやりがい、今後目指していきたいことなどについてお話を伺いました。皆さんも今回の特集をきっかけに、自分が医師として10年、20年と経験を積んでいった先のキャリアについて考えてみませんか？