日本医科学生総合体育大会

オンライン東西医体座談会 Part2
理事長が見た東医体・西医体(4)

今回の困難は今後にも活かされるはず

:まだまだ先を見通すことのできない状況ですが、運営の皆さんは、大会の引き継ぎに向けて動き始めているのでしょうか?

:ちょうど動き始めたところで、来年の東医体の運営メンバーに、会場の予約はもうしたほうがいいと伝えました。ただ、今年度の冬季競技が終わるまでは、僕たちの代が運営本部を務めます。冬季が終わればいよいよ次の代に引き継ぐのですが、僕たちも一つ上の代の運営委員の人たちも、大会を開催する場合の動きを経験していないので、その部分の引き継ぎは正直、不安が残っています。

:僕たちもまだ自分の業務が残っているので、今は11月をめどに引き継ぎができればいいかなと思っています。不安はありますが、コロナ禍で変わった点を新たに取り入れても良いのかな、と感じています。例えば、会議を毎回対面で行う必要はないのではないかといったことは、今後も考えていってほしいですね。

また、今後西医体が続いていくなかで、今回と同じような事態が再度起こるかもしれません。そのときに僕たちの経験が活かされるように、きちんと感染症対策について文書として残しておきたいと考えています。従来のやり方に対して僕たちだからこそ提案できること、残せることがあると思うので、そのような点も含めて引き継ぎをしたいです。

:最後に、先生方から学生に向けてのメッセージをお願いします。

:まず、太田くんと有馬くんを始め、運営委員会の人たちは、例年でしたら大会を開催し、運営できたことへの満足感を得られたと思うのですが、そういう機会が得られずモチベーションの上がりにくいなかで、本当によく頑張ってくれたと思います。しかし、世の中に無駄なことはありません。何かを組織したり準備したりする経験は今後も必要になってくるので、しっかり継続してやり遂げてください。

そして医学生の皆さん。来年は開催できると信じて、自分のできる範囲で工夫をして、練習を続けていくのが一番良いと思います。オンライン授業が増えるなかで、学生の体力自体が低下しているようです。脳も活性化されますので、ぜひ運動を続けていただければと思います。

:医学の現場に行くと、綿密に計画を立てて実施していくことと同じくらい、引き際を決断することが大切だと痛感します。その意味でも、今回は本当に良い経験になったのではないかと思います。また、西医体の運営委員会で、4年後にもう一度、鹿児島大学が主幹校になると決定したため、有馬くんたちにはぜひ、今回の経験を後輩に語り継いでほしいと思っています。

:最後まで頑張りたいと思います。本日はありがとうございました。

 

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※競技中の写真は全て2019年以前の大会で撮影されました。

 

浜岡 隆文先生
東京医科大学
健康増進スポーツ医学分野 主任教授
東日本医科学生総合体育大会 理事長







太田 拓也
第64回東医体 運営本部長
東京医科大学3年





大石 充先生
鹿児島大学
心臓血管・高血圧内科学 教授
西日本医科学生総合体育大会 理事長







有馬 悠平
第73回西医体 運営委員長
鹿児島大学4年







※取材:2021年8月
※取材対象者の所属は取材時のものです。